まさか、こんなロボットアニメだとは思わなかった──!

 1月11日から放送が始まったTVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』が、放送をきっかけに事前に告知されていた情報とはまったく印象の違うロボットアニメであることを発表し、視聴者を驚かせています。『勇気爆発バーンブレイバーン』の放送前と放送後ではどんな違いがあったのでしょうか?

◆放送前とは雰囲気がまったく違ったブレイバーン

 TVアニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』は、事前のプロモーションでは硬派なミリタリーロボットアニメだと思わせるような映像やスクリーンショットしか発表していませんでした。しかし、実際の第1話では事前には明らかになっていなかった色も攻撃もやたらと派手な“ブレイバーン”が登場しました。

 このギャップは作為的に起こした演出だと分かります。登場人物たちは当初は地味で比較的現実的な兵器としてのロボットに搭乗しています。これらの設定は事前のプロモーションでも公表されていて、当初はこのロボットに搭乗して戦うのがメインのアニメだと思わせていました。

 しかし、第1話ラストでタイトルにもなっている“ブレイバーン”がサプライズ的に登場。

 未知の敵が襲来して窮地を迎えた主人公のもとに現れた巨大ロボット・ブレイバーンは、色合いからしてそれまでに登場していたロボットたちと雰囲気が違います。

 それどころか、ブレイバーン自身が自我を持っているようで、主人公に話かけてきたり、挙げ句の果てには、攻撃の際にはテーマソングが流れだします。

 本来は番組演出としてテーマソングが流れるものですが、どうやらこのテーマソングは登場人物にも聞こえているらしく「さっきからなんなんだこの歌は!?」と主人公からのツッコミが入るのもシュールです。

 かつてゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズなどを代表して、ロボットアニメを現実的な設定やSF的な考証をベースにした「リアルロボット」と、未知のエネルギーや原理を活用した「スーパーロボット」に分ける文化が存在しましたが、今回の第1話はまさに“リアルロボットの世界に突如としてスーパーロボットが現れる”という作品だったのです。

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