<この記事には映画『名探偵コナン純黒の悪夢』、『名探偵コナン黒鉄の魚影』と原作漫画『名探偵コナン』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 映画『名探偵コナン黒鉄の魚影(サブマリン) 』の興行の区切りとして“ブラッククロージング”という催しが開催され、企画に合わせたキービジュアルが発表されました。

 9月22日に金曜ロードショーで放送された『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』は、近年正体が明らかになったラムについて早くも言及していた映画であり、上映当時、話題となった映画です。

◆『純黒の悪夢』公開当時はまだ未知の存在すぎたラム!

 今でこそスッキリした話ですが最近まで『名探偵コナン』のTVアニメシリーズでは長きに渡って、黒の組織のNo.2とされるラムの正体が分からず、黒田兵衛や若狭留美、脇田兼則という3人の容疑者の誰かではないかという話を展開していましたが、2023年の今年に入ってやっとその正体が判明しました。

 しかし、映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』が劇場公開された2016年は、黒の組織のNo.2・ラムについてあまり情報が明かされていない頃。前述の3人の容疑者に至っても黒田兵衛がギリギリTVアニメに初登場した頃で、他の二人については登場すらしていませんでした。

 そんなまだラムの情報がほとんどない状態の中、映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』ではそんなラムの存在に意外と踏み込んだ内容となっていました。それがラムの腹心であるキュラソーの登場です。

◆ラムの腹心!『純黒の悪夢』の重要人物キュラソーに注目!

 映画『名探偵コナン 純黒の悪夢』では、この映画のみの登場キャラクターとして、黒の組織のメンバー・キュラソーが初登場しました。キュラソーはなんとラムの腹心であるとされ、早くもラムの正体に迫るキャラクターとなっていました。

 キュラソーはこの映画の中でも重要な役目を担っており、彼女が記憶喪失をしたことをきっかけに黒の組織が大きな事件を引き起こしたり、クライマックスでは重要なドラマを担いました。

 そんなキュラソーは、ほかのメンバーは持っていないある能力をもっています。それが“フォトグラフィックメモリー”と呼ばれる、過去に見た風景を写真のように鮮明に覚えているという体質です。

 これは作品独自の設定ではなく、実際にキュラソーのような能力を持った人物が現実にも存在します。ただ、作中ではこのキュラソーが膨大なデータをあっという間に記憶することができるため、黒の組織との争奪戦を繰り広げるわけです。

 このキュラソーの特殊な能力から、No.2のラムにも重宝されたのかと当時は思っていたのですが、実際はそうじゃなかったかもしれないことが近年明らかになってきました。

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