◆これぞ“九刀流”の真骨頂!「阿修羅抜剣 亡者戯」

 ローの振る舞いの一方で、ゾロはゾロで命の使い方を魅せることに──。

 瀕死状態のルフィにトドメをさそうとするカイドウに対して、ゾロが堂々と挑発。自身の船長に手をかけるのなら、自分に手をかけるのが筋とでも言うように、渾身の一撃をカイドウに放ちます。

 今回のエピソードの一番の見所はなんと言ってもこのゾロの大技

 初お披露目となる大技「鬼気 九刀流 阿修羅抜剣(あしゅらばっけい) 亡者戯(もうじゃのたわむれ)」が炸裂しました。

 先週、先々週と大技が炸裂する回が続いて、毎エピソード魅せるアクションシーンが並ぶ中でいかにして差別化していくのか難しいと思うのですが、これまでの週でそこまで強調して使われなかった黄色いオーラを基調に、ゾロが斬りつけた後に技名が画面いっぱいに書かれて、カイドウの傷口が一気に開く。華美でありながらも、古典的な侍風の渋い演出でまとめたアクションシーンとなっていました。

 実はゾロの九刀流描写は、新世界編以降では初のお披露目。上位互換の技の登場が期待されていたのですが長らく登場せず、ここにきてやっとの登場となったわけです。

 それ以前では、第300話「鬼神ゾロ!気迫が見せた阿修羅の化身」、第403話「さらなる強敵現る!鉞かついだ戦桃丸」、そして映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』などで登場していたのですが、さすが600話ぶりの登場ということもあってか、これまでも随一の派手なものとなりました。

 ただし、これでも倒れないのがさすがのカイドウ。ダメージこそ入り、カイドウ自身もゾロを賞賛しつつも、軽々と一撃でゾロとローを圧倒しました。この窮地に立ち上がるのが我らがルフィ。今回はゾロが魅せる活躍を披露した分、ルフィが次回これを超えて来るのか注目です。

関連する記事

※タイトルおよび画像の著作権はすべて著作者に帰属します

※無断複写・転載を禁止します

※Reproduction is prohibited.

※禁止私自轉載、加工

※무단 전재는 금지입니다.