<この記事にはTVアニメ、原作漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>

 TVアニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の第十五話「その男・雷十太」よりついに新たな敵として石動雷十太(いするぎ らいじゅうた)が登場しています。

 雷十太といえばネットミームとしての知名度もあったりと、再度のアニメ化を果たした今回のシリーズの放送前からも注目を浴びていたキャラクターです。

 その注目を浴びていた理由は、ただ単にキャラクターの人気だけでなく、原作においても、アニメ化においても因縁のあった人物だったからです。

◆日本剣術の行く末を真に憂う者、石動雷十太!その正体とは?

 今回登場した石動雷十太は概ね原作通りの扱いとなりました。 

 石動雷十太とは、主人公の剣心の前に現れる敵キャラクターの一人。第十五話「その男・雷十太」では、剣心がちょうど居合わせていた前川道場に道場破りに現れ、その剣術で道場の主である前川を圧倒するほどの人物です。その力量を剣心も警戒し、剣心自らが手合わせの相手として名乗り出るほどでした。

 雷十太の秘剣・飯綱(いづな)を剣心が避けたことで、実力を認めた雷十太がその場を引くことでその場は収まるのですが、後に雷十太は弟子である由太郎の屋敷に招きます。日本剣術の行く末を憂う雷十太は、自身の“真古流”の台頭のために剣心に力を貸してくれるよう頼みます──。

 かなりの迫力のある人物ではあるのですが、原作ではこの後、実はそんな雷十太にも裏があることが明らかになっていきます。

 姑息な形で由太郎の家に取り入ってもらったり、殺人剣こそ剣術と謳いながらも自身は人を斬ったことがないということが判明するなど、登場時の大物ぶりからは一転して、それに伴わない人物であることが明かされていきます。

 ただし、今回のTVアニメシリーズでは剣心の実力を見て雷十太が冷や汗をかくシーンが割愛されていたりと微妙な改変が加わっており、原作を知っているファンからは原作通りの結末を迎えていくのかまだ分からないと注目が集まっています。

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