お茶目な女の子って、とても魅力的ですよね。特に、普段とのギャップがあるとグッときませんか? どんなドジを踏んでいても許してしまいそうになりますよね。

魔法科高校 かわいい 画像<画像引用元:https://mahouka.jp/story/?id=ep04 より引用掲載 ©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会>

 そんなお茶目な女の子の代表格として、ポンコツヒロインが挙げられます。ポンコツヒロインはその特徴上、バカにされることが多いですが、アニメではギャグ要員にもなり、萌え要員にもなる非常に美味しいキャラです。

 アニメファンの中にも、ヒロインのポンコツさに微笑ましい気持ちになったことがある方は多いハズ。ポンコツヒロインをこよなく愛している方もいるでしょう。

 そんなポンコツヒロインは、毎クール必ずどこかのアニメで登場していますが、今季はどのアニメ登場しているのでしょうか。

今回は、2020年秋アニメに登場するお茶目なポンコツヒロインたちを紹介していきます。

◆普段はしっかりしているのに…… 『キミ戦』よりアリス

キミ戦 アリス かわいい 画像<画像引用元:https://kimisentv.com/story/ より引用掲載 ©2020 細音啓・猫鍋蒼/KADOKAWA/キミ戦製作委員会>

 最初に紹介するのは、『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』(以下、キミ戦)より、メインヒロインのアリスリーゼ(アリス)です。

 彼女は、アニメのキャラにしては、少し大人びた表情をしている美人さんですよね。そのビジュアルからクール系のヒロインかと思う方もいるでしょう。しかしこのヒロイン、実はとんでもないポンコツさんなのです。

 『キミ戦』は、主人公所属の帝国とアリス所属の皇庁が戦争をしている物語になります。主人公とヒロインは戦場で出会い、そして惹かれ合うのですが、ただ敵国同士の恋愛模様を描いた作品ではありません。

 この作品の最高に笑えるポイントであり、ヒロインのポンコツ度を示すポイントは神の悪戯と見紛うほどの偶然にあります。戦場で恋に落ちるというだけでも運命的なのですが、運命の悪戯はそれだけに留まりません。

 2人の関係は、会いたくないタイミングで出会い、会いたい時に出会えない面白可笑しい状態に。アリスはそのもどかしい運命に毎回ドキドキ翻弄されていきます。普段は皇庁の姫として毅然とした態度をしているにも関わらず、主人公が絡むと一瞬でポンコツ化。終始狼狽えてばかりです。

キミ戦 アリス かわいい 画像02<画像引用元:https://kimisentv.com/story/ より引用掲載 ©2020 細音啓・猫鍋蒼/KADOKAWA/キミ戦製作委員会>

 初めて主人公と出会った時からその片鱗を見せており、初対面ではちょっとしたドジから、戦闘中敵である主人公に助けられてしまいます。「次会う時は殺す」的な決め台詞を吐いて別れるものの、その後なぜか戦場ではない中立国で偶然出会ってしまう格好のつかなさ。

 主人公のことが気になり出してからは、主人公が敵国兵であることを忘れ「次いつ会えるのかな」とウキウキ。

 どんな時でも冷静な主人公と対照的なアリスの様子は、ポンコツで可愛いと視聴者から人気を集めています。

 また、そのポンコツさと担当声優さんから、『このすば』のアクア様にしか見えないと言われてしまうことも。アクア様ほど、ポンコツではありませんが、ちょっと抜けているところのあるお茶目さがアリスの可愛いところです。

 アリスが偶然に翻弄されポンコツ化する様子は、実際にアニメを観てこそ楽しめるので、興味を持った方はアニメで確かめてください。

◆好き過ぎて、どうしたらいいかわからない? 『安達としまむら』より安達

安達としまむら かわいい 画像<画像引用元:https://www.tbs.co.jp/anime/adashima/story/story02.html より引用掲載 ©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会>

 次に紹介するポンコツヒロインは、『安達としまむら』より、相手のことが好き過ぎて自分を抑えられなくなっていくヒロイン安達です。しかも、好きな相手は男の子ではなく、女の子。いわゆる百合作品ですね。

 『安達としまむら』は女子高生のゆるふわな日常と、その中で親友(しまむら)に惚れ、ドキドキする安達の様子を描いた作品です。

 安達は、しまむら以外に友達のいないガチコミュ障の女の子。親友であるしまむらとは、授業をサボっている時に出会い、なんとなく一緒にいる内に仲良くなっていきます。

 最初の方こそ、しまむらと仲良くすることに心地の良さを感じていただけの安達でしたが、その気持ちが徐々に盛り上がっていき……。なんとしまむらのことを好きになってしまいます。

 それまでは、クールで寡黙なところのあるキャラでしたが、一気にポンコツ化。しまむらに関することになると感情のコントロールができなくなっていきます。

安達としまむら かわいい 画像02<画像引用元:https://www.tbs.co.jp/anime/adashima/story/story03.html より引用掲載 ©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会>

 ある時は、しまむらが他の友達と一緒にいることに嫉妬。またある時は、気持ちが暴走し、突然「頭を撫でて欲しい」とよく分からいことを口走ってしまう場面も。そしてある時は、女の子同士にも関わらず、しまむらとの距離感にドキドキしてしまいます。本当に自分の心に翻弄されっぱなしな安達。

 極めつけは、クリスマスを一緒に過ごすことになった時のことです。着ていく服に迷った安達は、以前バイト先でしまむらに可愛いと言われたチャイナ服を着て登場。まさかの服装にしまむらどころか視聴者も驚いていました。

 しまむらのことを考えている時の安達は正常な判断能力を失っています。まさにポンコツヒロイン。まぁ、安達はポンコツと言うよりも、その不器用さが愛らしいヒロインでもあります。

 しまむらのことが好きなのに、その気持ちを打ち明けられないもどかしさ。それでも、しまむらとイチャつきたいという気持ちを抑えられない安達が非常に可愛らしいです。

 百合モノに興味がある方は、ぜひアニメを観てみてください。

◆最強の力を持っているけど実はおバカ!? 『魔法科高校の劣等生』よりリーナ

魔法科高校 リーナ かわいい 画像<画像引用元:https://mahouka.jp/story/?id=ep06 より引用掲載 ©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会>

 最後に紹介するのは、最強のポンコツキャラこと、アンジェリーナ・クドウ・シールズ(リーナ)

 『魔法科高校の劣等生』に登場するリーナは、今季のポンコツ枠としてかかせないキャラです。作中でも最強クラスの能力を持っているにも関わらず、それ以外があまりにもポンコツ過ぎるため、その能力すらも上手く使えていない、ちょっと可哀想なキャラ

 登場初期から、少しずれたところのあるキャラとして描かれ、視聴者からは「もしかしてこのキャラは……」と思われていました。それを決定的なものにしたのは、学校でリーナが達也の正体に探りを入れた場面。

 達也の強さを測るため、軽く魔法を繰り出すも簡単にあしらわれ、逆に拘束される展開に。その後の舌戦も、達也の正体を探るどころか、うっかり自分の秘密がバレる要因となるワードを漏らしてしまいます。

 もう全てが裏目、何もかもが上手くいっていません。相手の実力を測り損ねるわ、正体もバレそうになるわ、で散々な結果に。このシーンだけで、視聴者の多くが「リーナはポンコツなんだな」と気づいたのではないでしょうか。

魔法科高校 リーナ かわいい 画像02<画像引用元:https://mahouka.jp/story/?id=ep05 より引用掲載 ©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会>

 それでもこの失態はあくまでも諜報面での話。リーナの得意部門ではありません。。リーナは戦闘最強の魔法師ですから「戦闘面で挽回するのでは?」と原作未読の視聴者に期待されていました。

 しかし、実際に蓋を開けてみると実戦でも達也に全く歯が立ちません。殺す覚悟を決めて戦いに挑んだにも関わらず、達也に手加減され、しかも気絶後は丁寧に治療までされる屈辱展開。得意であるはずの戦闘面でも達也に遅れを取り、ガチで凹むリーナは可哀想でしたが、どこかそのダメさ加減が可愛くもありました。

 リーナのポンコツさは、どこか視聴している側の人間の庇護欲を唆るものがありますよね。

 現在いいところがないリーナですが、ポンコツな活躍はまだまだ続いていくので、興味がある方はぜひアニメを観てみてください。

 

 ――ポンコツヒロイン3人の紹介はいかがでしたか。

 3人それぞれ、同じポンコツでも違う可愛さや魅力がありますよね。この中にお眼鏡に適うヒロインはいましたか?

 今後も、このヒロインたちのポンコツ度合いは加速していくと思うので、この手のキャラが好きな方はぜひ、注目しておいていください。

(Edit&Text/天乃ひる)


TVアニメ「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」公式サイト

©2020 細音啓・猫鍋蒼/KADOKAWA/キミ戦製作委員会

TVアニメ「安達としまむら」公式サイト|TBSテレビ

©2019 入間人間/KADOKAWA/安達としまむら製作委員会

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魔法科高校の劣等生 来訪者編

©2019 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校2製作委員会

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