『レモンスカッシュスコア』より、主人公アイドルグループ・Chroma7reeに所属する結城日向を演じる戸谷菊之介さんと、高松悠生を演じる安田陸矢さんのオフィシャルインタビューが到着した。

⇒写真をもっと見る

 『レモンスカッシュスコア』は、ドラマと音楽を融合させた青春アイドルプロジェクトで、アイドル戦国時代となった現代でデビューを目指す7人の研究生たちの姿が描かれる。公式YouTubeチャンネルでは、Episode.0が公開中だ。

 また、3月25日(土)・26日(日)開催のAnimeJapan 2023ではブースでのビジュアル展示やプロモーション映像上映、26日(日)にはBLUEステージに主人公アイドルグループ・Chroma7ree>としてメインキャスト7名が登壇する。

 この度到着したインタビューでは、お二人の『レモンスカッシュスコア』にかける意気込み、ドラマを通して感じたこと、これから期待したいことなどがじっくり語られている。

〈以下、原文ママ〉

太陽のような日向を通して、僕が経験できない世界をできるような気がした (戸谷)

『レモンスカッシュスコア』というプロジェクトの始まりは一度きり (安田)

――出演が決まったときの気持ちを教えてください。

戸谷:本当にうれしかったです。太陽のような日向を通して、僕が経験できない世界をできるような気がしました。日向になれたらすごく素敵だなとオーディションのときから思っていたので、役が決まったのを聞いてすごくうれしかったです。マネージャーさんからの電話で決定を知ったのですが、ちょうどお風呂から出たタイミングで。裸で跳び上がってよろこびました(笑)!

安田:豪華なスタッフの方々の名前が並ぶ企画書を読んだだけでワクワクしました。オーディションから結果のお知らせまでがビックリするほど早くて、マネージャーさんに「本当ですか?『レモンスカッシュスコア』やれるんですか?」と何度も確認しました(笑)。うれしい気持ちと信じられない気持ちが混ざった状態がしばらく続いた後、じわじわとうれしさが強くなっていきました。

戸谷:スタッフさんはすごい方ばかり。このプロジェクトに参加できることがシンプルにうれしかったです。

安田:本当に。ワクワクしかないよね!

ーー『レモンスカッシュスコア』というタイトルからどんな世界観をイメージしましたか?

戸谷:パッと浮かんだのは青春の爽やかさです。レモンスカッシュのように弾けるような爽やかさ、まさに、レモンスカッシュそのままのイメージです。

安田:レモンじゃなくてレモンスカッシュ。甘酸っぱさと爽やかに拍車がかかるような世界観をイメージしました。

ーーボイスドラマの印象を教えてください。

戸谷:ただアイドルを目指すだけでなく、いろいろなぶつかり合いがあります。理央(CV.永塚拓馬)と湊(CV.土岐隼一)のいざこざ、同じグループだけど仲良くなかったりもして、甘いだけじゃない、酸っぱい部分もあります。日向もただ明るいだけではありません。自分の中でいろいろ考えて、葛藤して、社長やマネージャーに直談判するほど「アイドルになりたい!」という熱い思いを持っています。すごく素敵だと思ったし、惹かれました。

安田:オーディションでは1シーンだけだったり、数行のセリフだけなことが多いので、今回もキャラクターの全貌は掴めきれていませんでした。ドラマの台本を読んで、悠生はクールなキャラクターだけど、結構振り回されがちなのかもと感じました。日向のどんなところを見て、どんなところを尊敬しているのか。台本から見えてくるそれぞれのキャラクターのディティールは“発見”という感じでおもしろかったです。台本を読み、他のキャラクターの声を聞いた今、今後の彼らがどうなっていくのかがすごく気になっています。

ーーオーディション、実際のアフレコ(Episode.0を収録済み)でのアプローチについて教えてください。

戸谷:日向は「めっちゃ明るくやろう!」という気持ちで臨みました。人を惹きつける、巻き込めるくらいの明るさでという思いでセリフを読みました。実際の収録では肩の力を少し抜いたくらいの明るさに調整しました。悠生と会話をすることで、よりリアルな明るさに調整できました。

安田:性格や好きなものなど親近感のあるキャラクターなので、ツンケンしたちょっと強面な見た目は気にせず、感じたままの気持ちを大事にしました。実は、オーディションでは他のキャラクターもやったのですが、一番しっくりきたのは悠生だったので、演じさせてもらえるなら悠生がいいなと思っていました。収録では日向たちとの会話を通して、想像していたよりも人間臭いというか完璧じゃないヤツだということに気づきました(笑)。

戸谷:アハハハ。でも相手がいるとやりやすいし、印象って変わるしより深く掴めるよね。

安田:本当にそう。それぞれのキャラクターからたくさんのことを感じ取りながら収録できて、すごくありがたかったです。

ーーChroma7reeというグループ、メンバーの印象を教えてください。

戸谷:悠生は日向に対してのラブコール!?がすごい(笑)。一緒にデビューしたいという気持ちや日向のすごいところを面と向かって素直に言ってくれます。すごく親密な関係というのが伝わってくるし、日向と悠生を見ていると和みます。かなりいい関係だと思います。

安田:曇りのない尊敬というのかな。真っ直ぐなリスペクトを感じるよね。

戸谷:日向も悠生に対してはとても素直。歌もダンスも全然追いついていないことを自覚しているし、それをちゃんと口にできるところはすごいと思う。本当に仲良しだよね?(仲良く肩を組み、笑顔で見つめ合う)

安田:えへへへ。二人を見るとすごく仲良しで和むけど、Chroma7reeというグループで見ると、今のところすごくバラバラという印象です。理央はとにかく協調性がないし、湊は真面目にやらないし、ぜんぜんまとまってない!

戸谷:確かに、かなりバラバラ(笑)。

安田:日向と悠生、(藤堂)暁(CV.白井悠介)と(橘)千紘(CV.石谷春貴)という二人組の関係がある程度できているように見えるし、湊はのほほんとしてるし、(麻倉)瑛都(CV.住谷哲栄)は自由だし…。まとまる感じが全然しないけれど、今後彼らがどう変わっていくのか、Chroma7reeとして一つになっていくのか、すごく気になっています。

戸谷:気になる。関係性の変化はみなさんにも楽しんでいただけるところだと思っています。

――トップアイドルを目指すChroma7ree。トップアイドルに必要な要素は何だと思いますか?

戸谷:圧倒的な実力はなくてはならないもの。ダンスにしろ歌にしろ、まずは人を惹きつけるような圧倒的かつ技術的な実力は絶対必要だと思います。そういうベースがあってのプラスαがただのアイドルではなくトップアイドルになるためには必要なんじゃないかな。

安田:一つのことを極めることが大事だと思います。トップアイドルは憧れの対象。どんなことでもいいから人から憧れられるくらいの絶対的なものを持つことが求められる気がします。

戸谷:人を楽しませる力がないと人は見てくれないと思うので、気になると思わせる何かを持っていることが大切。ビジュアルでも話が面白いでもダンスが超絶うまいでもいい。何か一つ、ずば抜けたものを持っていたらトップになれる気がしています。

安田:トップは基本、ビジュアルもよくて話も面白くて、ダンスもうまくて当たり前だもんね。トップって難しいね。

戸谷:ただのアイドルじゃなく、トップアイドルだからね。

安田:今日の写真撮影を通して思ったのは、恥ずかしがるのをやめること。

戸谷:大事!全力でやるっていうのはすごく大事なことかもしれないよね。

安田:トップアイドルと聞いて僕の中で思い浮かぶ方は、カッコよくて、男女問わず誰かからも憧れられています。例えば、着ぐるみを着て面白いことをやったりすることにも全力だったり。あるアイドルの方でそういった姿を見て、全力ってかっこいい、さすがトップアイドルだと思いました。写真撮影で恥ずかしさを捨てることはだいぶできるようになったけれど、僕にはまだ着ぐるみで面白いことを全力でやるのはムリ。それができるようになったらトップになれるかも(笑)。キラキラだけじゃない、それがトップアイドルに必要な要素だと思います。

戸谷:僕、誰だか分かった!(耳元で安田がイメージするトップアイドルの名前を囁く)

安田:正解!

戸谷:分かる!まさに、トップアイドルの要素が学べる人。僕は、大好きなアーティストグループのメンバーが思い浮かびます。グループに入るまでのオーディションから追いかけていたのですが、本当にダンスが上手なんです。小さい頃から懸命にずっと頑張ってきて、才能もあるかもしれないけれど、努力も必要。頑張る姿って素敵だなと思っています。

安田:戸谷くんのようにオーディションのときから追っているみたいな感じで、『レモンスカッシュスコア』というプロジェクトでChroma7reeに共感したり、応援してもらえたらうれしいよね?

戸谷:すごくうれしいかも。頑張ろう!

――「デビューライブを満員にできなければ解散!!」。お二人なら満員にするためにどんな対策で挑みますか?

戸谷:いきなりひどい条件ですよね…(泣)。デビューライブで僕たちを知ってもらうのではなく、僕たちを知らない人、初めて見る人で満員にするって、かなりハードルが高いなと。何をアピールすればいいんだろう…。

安田:知っている人の中で、一番有名な人、顔の広い人に「お願いします!」と協力をお願いするかな(笑)。知ってもらわないことには何も始まらないから、背に腹は変えられない!

戸谷:集客のためにはプロモーションは大事。

安田:「お願いします!」を最大限に利用、いや、活用させていただきます(笑)。

戸谷:自分たちがいくら頑張っていいステージを作ったとしてもそれを見てもらう人を呼べなければ意味がないと思うので…。

――一生懸命っていうのはアイドルっぽくて好印象かと(笑)。技術的なことではどう攻めていきますか?

戸谷:ステージの内容を「面白そうだな」と思わせるようなものにします。Chroma7reeの曲を聞いてもらえる取っ掛かりになれるような工夫を曲の中に盛り込むとかかな?

安田:ステージ作りは積極的に。受身ではなくみんなで案を出し合って、少しでもよくしようという努力に努力を重ねます。気づけばみんな前のめりになっていたらいいアイデアも出ると思います。

戸谷:頑張るしかないよね。頑張れる?

安田:頑張れる。頑張ろう!

戸谷:よし、頑張ろう!

安田:そのためにはみんなが仲良くならないといけないのか…。

戸谷:理央と仲良くできるかな(苦笑)。

安田:理央と湊、ちゃんとできるかな。

戸谷:何とか仲良くできるといいよね。

安田:話していたらどんどんこれからが楽しみになってきたかも。

戸谷:理央がツンツンしている理由も余計に気になってきたし、理由を知ったら仲良くなれるかもしれないしね?

安田:そうかも。あー、楽しみ!

――お二人の座右の銘と口癖を教えてください。ちなみに日向の座右の銘は「なんとかなる!」、悠生の口癖は「ばーか」です。

戸谷:僕の座右の銘は「受け入れる」。嫌なことを言われても、怒ったりしないでなぜ言われたのかその理由を考えます。怒らずにいると学校生活がうまくいくことに高校生のときに気づいてから、「受け入れる」を座右の銘にしています。

安田:でも、僕が戸谷くんを「チョッピー」って呼んだら「それは嫌だ」って受け入れてくれなかったけれど?渋ってたよね?

戸谷:渋ってたというよりは「その呼び方でいいの?」って確認した感じかな。急に呼ぶからびっくりして…。

安田:いや、収録で初めて会ったときに「何て呼べばいいですか?」って訊いたら「チョッピーで」って言ったから…。

戸谷:そんなこと言ったかな?覚えてないんだよね(笑)。

安田:「そんな呼び名でいいの?」みたいな空気になったから確認したのに、覚えてないなんて…。

戸谷:急に変な呼び名を使うから、変わった人だなって思って渋い顔になったのかも、ごめんね(笑)。

安田:ひどいよ。でも、あまりにも変な呼び名だったから、「最初に呼ぶ人はやけどするかも」と土岐さんが言ったのは正しかったね。あの渋い顔を見たら…。

戸谷:アハハハ。ごめん、ごめん。で、安田くんの座右の銘は?

安田:「よそはよそ、うちはうち」。僕は、同い年や同年代の活躍を見ると、悔しい気持ちが強くなってしまうタイプ。考えすぎて自分のことに集中できなくなることもよくありました。でもある日ふと、周りを気にするよりもまずは自分のことに目を向け、頑張ってやっていこうという気持ちに切り替えられるようになって。そのとき、昔、母に言われた言葉を思い出し、これを座右の銘にしようと心に決めました。口癖はある?

戸谷:「なるほど」かな。「受け入れる」に繋がるんだけど、一回咀嚼する時間ができるので、相手の言っていることをちゃんと理解して大事にしたい自分にとってはとても便利な言葉です。安田くんは?

安田:僕は、ないかもしれない…。

――ファンの方が見つけてくれるかもしれませんね。自分たちの気づかないところに気づいてくれるのがファンのありがたいところでもありますから。

安田:気づいてないだけであるかもしれない。

戸谷:発見が楽しみだね。

――Episode.0の収録が初対面とのこと。収録やインタビューを経ての印象に変化はありましたか?

戸谷:すごく丁寧な人という印象です。一緒にインタビューを受けて賢さを感じました。それは演技からも感じています。すごく考えているのが伝わる演技をするので、声優としての技術面も尊敬しています。収録でもいろいろと助けてもらっているので、頼りにしています。同い年で心強いし、すでに僕の心の拠り所になっています。

安田:同い年の安心感はあるよね。

戸谷:すごくある!頼りにしてるからね!

安田:戸谷くんはすごく飄々としているというのが初対面の印象です。天才肌って感じです。収録での様子を見ていると、交友関係も広いことが分かって「持ってる人だな」って(笑)。でもちょっと抜けているところも見かけるので、親近感もすごくあります。あと、温かさも感じています。

戸谷:すごい褒めてくれてる(笑)。

安田:本心だから。

戸谷:陸矢くんも僕に持っていないものを持っているから、リスペクトだよ。

――相思相愛ですね。イチャイチャ、ありがとうございます(笑)。では最後に『レモンスカッシュスコア』というプロジェクト、そしてChroma7reeのデビューを楽しみにしている方たちへメッセージを!

戸谷:日向は見ているだけで元気をもらえる明るいキャラクターです。悩んだり、迷ったり、頑張ったり、笑ったり。日向のいろいろな姿、そしてキャラクター同士の関係性にも注目して楽しんでいただけたらうれしいです。楽曲については僕自身もすごく楽しみにしています。どんな楽曲になるのか、そして、これから始まる新しい物語をいろいろと想像しながら待っていてください。僕たちと一緒に楽しみましょう!

安田:すでに公開されているドラマもキャラクターもですが、楽曲にも期待していただきたいと思います。『レモンスカッシュスコア』というプロジェクトの始まりは一度しかありません。ぜひ、その大切な瞬間にたくさんの方に立ち会っていただきたいと思っています。

〈取材・文/タナカシノブ〉

◆AnimeJapan 2023 出展情報

▼マーベラスブース

ビジュアル展示、プロモーション映像上映 など

▼AJステージ

  • 日時:3月26日(日)9時20分~ BLUEステージ
  • 内容:『レモンスカッシュスコア』スペシャルイベント Chroma7reeデビュー記者会見
  • 出演:戸谷菊之介、安田陸矢、永塚拓馬、白井悠介、石谷春貴、住谷哲栄、土岐隼一

※出演者は予告なく変更になる場合があります。
※ステージイベントを客席で観覧するためには、事前にステージ観覧への抽選応募が必要です。
※ステージ応募権付入場券発売中。販売は2月23日(木)23時59分まで。ステージ応募時期は3月2日(木)10時~3月9日(木)23時59分までとなります。

▼詳しい情報はこちら(AnimeJapan 2023公式サイト)

https://www.anime-japan.jp/

◆プロジェクト情報

2023年春、CDリリース決定!

 

▼イントロダクション

夢に向かって奏ではじめる 俺たちのスコア
デビュー決定と同時に解散の危機!?

この世界は人口のほとんどがアイドルファンである、アイドル戦国時代。
スタジオ、劇場、タレントが通う学校までも運営する、アイドルを目指す全ての者が憧れる男性アイドルトップの事務所があった。
そんな最大手事務所で研究生アイドルとして活動していた7人に、
ある日ついに舞い込んできたアイドルグループとしてのデビューの話。

だが同時に耳を疑うような内容が付きつけられた。
「半年後のデビューライブを満員にできなければ解散!!」

彼らは無事にデビューを果たし、アイドルとしての道を歩けるのか!?

▼STAFF

  • 原案:瑞生ねる(マーベラス)
  • 原作:『レモンスカッシュスコア』プロジェクト
  • 脚本:内田裕基
  • キャラクターデザイン(原案):一為(Kazui)
  • 楽曲制作:HoneyWorks、ゆうゆ 他
  • 音楽制作:インクストゥエンター

▼CAST

  • 結城日向:戸谷菊之介
  • 高松悠生:安田陸矢
  • 相良理央:永塚拓馬
  • 藤堂暁:白井悠介
  • 橘千紘:石谷春貴
  • 麻倉瑛都:住谷哲栄
  • 宝生湊:土岐隼一
  • 梅津駿介:岡本信彦
  • 一ノ瀬碧:小松未可子

▼公式HP

https://lemosqua.com/

▼公式Twitter

https://twitter.com/lemosqua_staff

▼公式YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/@lemosqua

 

© LSS Project

※タイトルおよび画像の著作権はすべて著作者に帰属します

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

※無断複写・転載を禁止します

※Reproduction is prohibited.

※禁止私自轉載、加工

※무단 전재는 금지입니다.