<この記事にはTVアニメ、原作漫画『呪術廻戦』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
ついに五条と夏油の因縁がアニメシリーズで明らかに──。
2期が始まっていきなり過去編に突入した『呪術廻戦』でしたが、第5話「玉折」にてついに物語がある終着を迎え、この過去編が五条の見ていた夢であり、虎杖たちが五条を起こしたことで再び物語が現代に戻ってきました。
今後の展開も気になりますが、やはり驚かされたのはあれだけの仲だった夏油がなぜ敵となったのかの描き方でした。そこにはTVアニメーションならではの演出が盛り込まれ、爽やかなオープニングの印象まで変えるようなビックリな体験が用意されていました。
◆五条の覚醒で夏油が闇堕ち!なぜ夏油は変わったのか?
実は夏油の精神が病んでいっていることが分かるのは、TVアニメ2期第4話「玉懐-肆-」の後半からでした。
伏黒甚爾との戦いでボロボロになった夏油でしたが、決着の末に甚爾の前に現れたのは倒されたはずの五条。窮地を迎えてついに反転術式のコツを掴んだ五条は、甚爾をも凌駕する“最強”の存在となったのでした。
あっという間に甚爾を倒した五条は、宗教団体・盤星教から星漿体である天内理子の遺体を回収することになるのですが、その際には宗教団体の人々を殺すべきかどうかを、夏油に問いかけます。ここですでに最強になったが故なのか、五条の倫理観にも変化が訪れていることが分かります。しかし、ここで問いかけられた夏油は“必要ない”と答えます。
しかし、この五条の覚醒に加えて彼の問いかけが無機質に拍手を送る光景と結びつく形で、どうにも夏油には頭から離れないものになっていったことが、第5話「玉折」ではこれでもかと描かれます。