<この記事にはTVアニメ、原作漫画『呪術廻戦』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
TVアニメ『呪術廻戦』の第37話「赫鱗」で、ついに虎杖と脹相の直接対決が繰り広げられました。その結果、あと一歩のところで虎杖は敗北。あとは脹相がトドメを刺すのみというタイミングで、脹相の脳裏に突如として“存在しない記憶”が流れたことをきっかけに、脹相はその場を離れてしまいます。
突然の出来事に困惑した人も多いと思いますが、思えば『呪術廻戦』で「存在しない記憶」が登場するのは実は二度目。一体、この「存在しない記憶」とはなんなのでしょうか?
◆東堂が見た虎杖が親友だったという「存在しない記憶」
TVアニメ『呪術廻戦』に初めて「存在しない記憶」が登場したのは、第15話「京都姉妹校交流戦ー団体戦1ー」です。東堂に女性の好みを問われた虎杖が、強いて言うならと「尻(ケツ)と身長(タッパ)のデカい女の子かなぁ、ジェニファー・ローレンスとか」と答えたことをきっかけに東堂の脳内で突如として回想が流れます。
屋上で漫画雑誌を読む虎杖と東堂。高田ちゃんに告白しようとする東堂を虎杖が止めようとしたり、案の定告白を断られた東堂を結局虎杖は優しく慰めてラーメンへと誘います。
そんな回想が脳裏を巡った東堂は、涙と鼻水で溢れてすっかり虎杖に心酔するようになります。もちろん虎杖が東堂と出会ったのはこれが初めて。この回想にあったことは、あるはずのない出来事でした。
このTVアニメの本編中では、「存在しない記憶」というワードこそ登場しませんでしたが、原作漫画ではこの回想シーンははっきりと“東堂の脳内に溢れ出した存在しない記憶”と明文化されています。