12月22日から公開が始まった『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』は、わずかな興行期間で早くも興行収入34億円を記録（2024年1月5日時点）。ビッグタイトルがひしめく中で、興行通信社の発表する週末観客動員数ランキングでも堂々の首位を飾っています。
こうなってくると期待されるのは、さらなる続編。果たしてこれから『SPY×FAMILY』のアニメシリーズはどうなっていくのでしょうか？
◆第2シーズンは終了 新たなシリーズの具体的な発表はなし？
『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が絶好調である一方で、アニメ『SPY×FAMILY』シリーズの続編についてはまだ発表されていません。
劇場版の公開と入れ替わるように『SPY×FAMILY』のSeason2は第37話「家族の一員」の放送が最終回となり、一区切りを迎えました。
とはいえ内容は最終回とは気づかないようなロイドとボンドがメインのエピソードです。
本編の最後におなじみのレギュラーキャラクターの印象的な日常の様子を巡る映像が意味深に流れ、最後に「See You Next Mission」の文字で締めます。
一応、シーズンの最後を意識した締めくくりにはなっているのですが、Season1の放送の最後には、Season2と劇場版の制作の発表があったのと比べると具体的な告知がなかったのはやや不安です。「3期はあるってこと？」と心配に思った人も多いでしょう。
とはいえ、最終回らしからぬ内容の最終話だったり、映画の興行が始まったばかりということで実質Season2はまだ映画が引き継ぐような形で上映されています。
これだけの人気や実績を残していることや原作漫画が現在も連載中であることをふまえれば、遅かれ早かれ続編シリーズの制作は必至。Season2の真の締めくくりと言える『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の興行中には、新シーズンの制作発表があるかもしれません。
アニメ映画ライター。『FILMAGA』、『めるも』、『リアルサウンド映画部』、『映画ひとっとび』、『ムービーナーズ』など現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。映画『ミューン 月の守護者の伝説』や映画『ユニコーン・ウォーズ』のパンフレットにライナーノーツを寄稿するなどその活動は多岐にわたる。noteでは『アニメ映画ラブレターマガジン』を配信中。
