『みだらな青ちゃんは勉強ができない』に登場する木嶋拓海は、ヒロイン堀江青に一途なイケメン高校生ですよね。青のみだらな妄想に振り回されながらも、いつも青のことを大切に思い行動する木嶋。そんな彼に圧倒的な王子様力を感じずにはいられません。

画像 木嶋拓海 堀江青
画像引用元:http://aochan-anime.com/story より引用掲載  © カワハラ恋・講談社/みだらな青ちゃん製作委員会

 タイトルに「みだら」と付いているだけあって、青ちゃんをはじめ、官能小説家の父やその編集者・矢部総一郎、恋のライバル高岡雅などから、性的にちょっと過激な言動が飛び交うなか、木嶋が登場すれば胸キュン場面に早変わり。まるで少女漫画を見ているみたいです。

 でもそう感じてしまうのは、木嶋拓海が少女漫画における、イケメン王子様の素質を持っているからだと思うのです。

 そこで、今回は木嶋拓海が持つイケメン王子様の素質を考察していきたいと思います。

いつもヒロインの青ちゃんに優しい

 木嶋拓海はいつもヒロインの青を大切に思い行動します。青は官能小説家の父を持つせいか男に対し苦手意識を持っている。優しく接してくれる木嶋にも嫌悪感を示します。男として好きな女子にそんな反応されたら、気持ちが冷めたりしますが、イケメン王子は違います。

 木嶋の友人が「堀江さんってめんどくさくない? もっと簡単な子にすれば?」と言った時、木嶋は「バーカ。堀江だったら、面倒なのも可愛いんだよ」とはにかみながら言うのです。なんて甘くて優しい。

画像 みだらな青ちゃんは勉強ができない
画像引用元:http://aochan-anime.com/story より引用掲載  © カワハラ恋・講談社/みだらな青ちゃん製作委員会

 また恋のライバル高岡雅が、木嶋に「好きな子とは上手くいってるの?」と問いかけた時、木嶋は上手くいってないことを打ち明けます。雅は「そんな子じゃ拓海も困るね!」とイキイキした顔で聞き返します。でも彼は「いや、それは困んないけど」と迷いなく応えます。そして、「困るのは、俺のこと好きか、分かんないところ」と寂し気に言うという。

 なんという優しさ。こんな優しすぎる気持ちを、恥ずかし気もなく言える木嶋に、イケメン王子様の風格を感じずにはいられません。 

たまに青をからかったりする

 そんな優しい木嶋ですが、時には青をからかったりします。それがすごい王子様過ぎるんです。

 第2話で青が持っていた官能小説(父が青の知らぬ間にカバンに忍ばせていた)が、誤って木嶋の英単語帳と入れ替わります。本にはカバーが付いているため、気付かれていません。

堀江青 画像
画像引用元:http://aochan-anime.com/story より引用掲載 © カワハラ恋・講談社/みだらな青ちゃん製作委員会

 青は「返して」と木嶋が持っている本に手を伸ばします。すると木嶋がサッと避ける。「やだ」と優しく笑いながら。青は本を取り返そうと必死。でも木嶋は青の身長より高く本を掲げます。「何で!? 何でいじわるするの!? しかも何で笑ってるの!?」そんな事をいう青に木嶋は優しく楽しそうに言います。

「堀江が可愛いから、いじめたくなるんだよ」

 慈愛に満ち溢れた表情で微笑むのです。もう青は赤面ものです。さらには「ほい、返す」と青ちゃんの頭に単語帳ぽんと載せるという合わせ技つき。甘い、甘すぎる。木嶋のこの行動は、少女漫画にありそうな王子様キャラとのじゃれ合うシーンみたいです。木嶋にその王子様キャラが重なります。

 時に情熱的に迫る

 青に優しい木嶋ですが、時には情熱的に迫ったりします。それが胸ときめくカッコよさに満ち溢れているんです。第6話での、青とイケメン編集者が、取材で肉フェスに来た時です。バイト中の木嶋が偶然出くわします。

 イケメン編集者と青の仲が良いことにやきもちを焼く木嶋。イケメン編集者が青を連れて帰ろうとした時、「まだこっちは話があるんだよ!」と青を抱えその場から走り去っていくという。その強引さだけでもカッコいいのですが、木嶋はさらにイケメンなことをやってのけます。

みだらな青ちゃん 画像
画像引用元:http://aochan-anime.com/story より引用掲載 © カワハラ恋・講談社/みだらな青ちゃん製作委員会

 半ば強引に連れてきた青に、木嶋は言います。

「堀江のことでぐるぐるする。めちゃくちゃ振り回されるわ。答えが解んないからか……、もう待てない」

青に詰め寄る木嶋、そして、

「俺に惚れさせる」

 イケメン過ぎますよ、木嶋くん。青ちゃんはもう木嶋に魅了されちゃいます。俺に惚れさせて君を彼女として迎えるよ、と言ってるようなもんです。純粋で真っ直ぐな言葉に、白馬の王子様的なオーラを感じずにはいられません。

 

――さて木嶋拓海のイケメン王子様の素質について見てきました。ヒロインの青の気持ちを優先して行動する優しい男の子、木嶋。「俺に惚れさせる」という強引なセリフにも、青が俺のことを好きになってくれるために努力する。青の気持ちを大切にする木嶋の優しさが詰まっているように感じます。なぜ、こんな「みだら」なアニメに登場しているんだ!? と観ている側に戸惑いを与えるほどの素敵な王子様。木嶋が青を彼女として出迎える日がいつくるのか、楽しみにしながら観ていきたいところです。

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