冬アニメとして放送されている『空挺ドラゴンズ』。
筆者は、ハイ・ファンタジーな冒険物×日常系×グルメもの、といった印象を本作から受け、とても新鮮に視聴しています。
そこで今回は、『空挺ドラゴンズ』の魅力を未視聴の方には魅力たっぷりと、視聴済みの方には頷いてもらえるように語らせていただきます!
ファンタジーな世界で、目の前の日々を生きる物語
画像引用元:https://drifting-dragons.jp/episodes/1.php より引用掲載 ©桑原太短・講談社/空挺ドラゴンズ 製作委員会
物語は新人船員の主人公・タキタ視点で話が進むのですが、エピソードの種類の幅が広いです。
例えば、
・龍を狩るための王道冒険物
・空中海賊との交戦、
・船内で起きた事件
・乗組員のお当番回
・寄港地での出会いや事件
などがあげられます。
世界観はファンタジーなのですが、話自体は世界を救ったりだとかそういうのではなく、日々を生きるための物語がメインです。いわば、大きな世界をちっぽけな人間が旅する感じが、冒険物語としての奥行きを広げてくれています。
『空挺ドラゴンズ』は、昨今の異世界転生にお疲れの方にはオススメ
画像引用元:https://drifting-dragons.jp/episodes/1.php より引用掲載 ©桑原太短・講談社/空挺ドラゴンズ 製作委員会
『空挺ドラゴンズ』は、昨今の異世界転生にお疲れの方にはオススメです。
物語の舞台も龍が登場することを除くと、19世紀末期くらいの地球と変わりません。限られた人間にだけ使える謎のエネルギーもなければ、世界を統べる四天王もいません。
その代わり冒険の舞台は雲の上! 普段雲の上で生きていない我々にとって、その舞台設定は斬新そのもの。想像力を膨らませます。
また、登場するのも龍を除けば人間だけなので馴染みやすく、また近年のファンタジーアニメの中では稀なその設定が新鮮です。
主人公が凡人
主人公は新人龍捕りのタキタ。『空挺ドラゴンズ』は、彼女の目線で話が進んでいきます。
画像引用元:https://drifting-dragons.jp/episodes/8.php より引用掲載 ©桑原太短・講談社/空挺ドラゴンズ 製作委員会
タキタですが、謎の力に目覚めることもなければ、伝説の両親の子供というわけでもありません。ただ少し元気で活発な女の子というだけです。朝ドラのヒロインくらいのポジションを想像していただけると分かりやすいでしょう。
そのため、主人公補正にうんざりさせられることもなく、視聴者と同じ目線で旅を続けてくれるので、これまた何も考えずに視聴できます。
――以上、『空挺ドラゴンズ』の魅力を3つ紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
皆さんもぜひ、大空でちっぽけな人間たちが生きるために繰り広げる旅物語を目撃してみてください!
(Text/せいぞー Edit/草野タンポポ)
©桑原太短・講談社/空挺ドラゴンズ 製作委員会