2020年冬から放送を開始しているアニメ『ダーウィンズゲーム』は、超能力に目覚めた者たちによる殺し合いを描いた作品です。
<画像引用元:https://darwins-game.com/story/ より引用掲載 © FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会>
主人公である須藤要は意図せず、死のゲームに巻き込まれることに!? 突然命を狙われ、さらには大切な友人が目の前で死に……。次々に強力な敵が須藤要の前に立ちはだかる。
今回はそんな命を掛けたデス・ゲーム『ダーウィンズゲーム』とは、どんな作品なのかを紹介していこうと思います。
グロテスクな表現もある? デス・ゲーム「ダーウィンズゲーム」とは?
<画像引用元:https://darwins-game.com/story/?id=ep1 より引用掲載 © FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会>
『ダーウィンズゲーム』は、謎のアプリ「ダーウィンズゲーム」をインストールしたプレイヤー同士の、殺し合いが描かれた作品になります。アニメのジャンルで言えばデス・ゲームです。
内容は情け容赦ない殺し合いで、バンバン人が死んでしまいます。人がズタズタに切り裂かれたりもしますので、耐性のない人には厳しいアニメかもしれません。しかし、そういった緊張感もこの作品の魅力の一つと言えるでしょう。
「ダーウィンズゲーム」は、ただの殺し合いではなく、一応いくつかのルールに沿って行われます。原則としてのルールは単純で、
・ゲームプレイヤーは超能力を得る
・一度始めてしまったら辞めることができない
・殺し合いで奪ったポイント、イベントで得られるポイントは現金に換金できる
・ポイントを全て失うと死亡する
・プレイヤー以外に「ダーウィンズゲーム」のことを口外してはいけない
程度のルールしかありません。
他にはスマートフォンゲームのようなシステムを採用しており、馴染みがある分、登場するシステムもわかりやすいです。物語もルールに沿って進行するので話の筋も理解しやすいと言えます。
また、デス・ゲームにありがちな、視聴者を悩ませる難解なルールは登場しません。難しいことは考えず、気楽に視聴することができます。
主人公が有能すぎる!? 超能力が鍵を握る「ダーウィンズゲーム」ってどんな戦い?
<画像引用元:https://darwins-game.com/story/?id=ep2 より引用掲載 © FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会>
『ダーウィンズゲーム』の殺し合いは、銃やナイフ、刀を使った戦いから超能力を使った戦いまで幅広い戦いが行われます。
プレイヤーは「ダーウィンズゲーム」をインストールした際に、それぞれ個別の超能力を付与されます。登場する能力は様々ですが、直接相手を死に至らしめる能力はあまり登場しません。基本的には能力と武器を組み合わせての戦いになっていきます。
登場する能力の例としては
・自身の触れた道具の作り出す能力
・水を操る能力
・嘘を見抜く能力
・瞬間移動する能力
など多様なジャンルの能力が登場します。また、それぞれの能力にも弱点や限界などが設定されているので、そこをどう攻略するか、どう補うのか、などの戦略も作品の見所と言えるでしょう。
主人公である須藤要は、この戦略性が非常に優れており、作中では何度も絶望的状況を打開することも。また、彼は高い動体視力と運動神経で敵の攻撃を避け、ハッタリと判断力で交渉を有利に進め、そして非常に強力な能力を使用し、このデス・ゲームを勝ち進んでいきます。まさに、最強系主人公。有能過ぎです。
とにかく主人公たちが強い!! 無敵のクラン「サンセットレーベンズ」
<画像引用元:https://darwins-game.com/ より引用掲載 © FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会>
『ダーウィンズゲーム』では、序盤こそ個人での戦いが目立ちますが、基本は集団戦闘になります。仲間の能力と敵の能力を把握し、如何にして勝つかというゲームです。つまり、強いチームを作ったプレイヤーが圧倒的に有利になります。
そこで注目したいのが、主人公である須藤要が作ったクラン「サンセットレーベンズ」(意味は夕暮れのカラスたち)。このクランがチート級に強すぎる……。
主要メンバーは、
・作戦立案から指揮、戦闘までなんでもこなせるクランリーダーのスドウ カナメ
・非常に高い戦闘能力と能力を活かしたチート級の機動能力を持つシュカ
・戦闘能力は低いものの能力を使い情報処理から未来予知までしてしまうレイン
・交渉時は嘘を見破る能力で活躍し、戦闘時はタンクや運転手までこなすリュージ
・水を操る能力で簡単な治療から、体内の血液を操り殺傷することもできるスイ
などなど、他にもチート級の仲間がたくさん登場します。
これだけ強いプレイヤーが集まれば、殺し合いなんてやりたい放題ですが、「サンセットレーベンズ」の目的は殺し合うことではありません。この「ダーウィンズゲーム」をクリアし、ゲームを終わらせることにあるのです。「サンセットレーベンズ」は、その強力なクランの力を背景に無意味な殺し合いを抑制し、他のクランとも協力することによって、クリア方法が不明である「ダーウィンズゲーム」をクリアしようとしていきます。
また、クランの方針としては無意味な殺しは避けますが、ヤルとなれば容赦のない怖さもあるので作中では、最も恐れられるクランとして有名に……。
「サンセットレーベンズ」は組織の力でゲームを支配していくので、弱者を支配する系の作品が好きな人にはオススメです。
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アニメ用に原作から変更されている点が多数ある!? ファンは原作を読むべし!
<画像引用元:https://darwins-game.com/story/?id=ep08 より引用掲載 © FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会>
『ダーウィンズゲーム』は2020年時点で20巻程が刊行されています。当然全てをアニメ化できないので、所々省略したり、わかりやすく改変したりしている部分が存在しています。
アニメ版では
・存在しないはずの友達が登場する
・「ダーウィンズゲーム」の真実を捜査する警察官がいない
・ちょっと複雑なゲーム内容を省略
などの変更点がみられます。変更は違和感なくされているので、アニメだけでも十分に楽しめますが、よりこの作品を楽しみたい方は原作も合わせて読むと疑問や謎が解けてスッキリしますよ。
『ダーウィンズゲーム』はちょうどアニメが終わったくらいからどんどん面白くなってきます。アニメのラスト以降が気になる方は原作を買ってみてはいかかですか。
(Edit&Text/天乃ひる)
© FLIPFLOPs(秋田書店)/ダーウィンズゲーム製作委員会