2020年冬より放送されている『とある科学の超電磁砲T』では、今まで謎に包まれていたレベル5の1人、食蜂操祈が活躍し、大きな人気を集めています。
<画像引用元:https://toaru-project.com/railgun_t/story/08.html より引用掲載 ©2018 鎌池和馬 /冬川基 /KADOKAWA /PROJECT-RAILGUN T>
元々原作人気の高いキャラクターではありましたが、アニメでの登場以降は、ますます人気を集めていると言えるでしょう。
そんな多くのファンを持つ食蜂操祈ですが、彼女にはアニメでは明かされない重要な過去が存在します。その過去は、今の彼女を支える重要な記憶でもあるのです。しかも、本編の主人公・上条当麻も関わりがある事件になります。
これはファンならぜひ、知っておきたい過去なのではないでしょうか。
今回は、そんな食蜂操祈ファンのために、彼女の過去に関する情報をまとめて紹介していきます。
<以下、ネタバレが含まれます。ご注意ください>
【ネタバレ】「食蜂操祈」と「上条当麻」の出会い 彼らが関わった事件とは?
<画像引用元:https://toaru-project.com/railgun_t/story/09.html より引用掲載 ©2018 鎌池和馬 /冬川基 /KADOKAWA /PROJECT-RAILGUN T>
『とある科学の超電磁砲T』のあるシーンにおいて、上条当麻は食蜂操祈と初対面である雰囲気なのですが、なぜか彼女側は彼のことを知っている様子。どうして彼女は彼のことを知っているのか、原作を知らない視聴者の間で疑問の残るワンシーンとして話題になっていますね。
この疑問については、恐らく『とある科学の超電磁砲T』でも語られることはないので、全てネタバレしようと思います。
食蜂操祈と上条当麻が初めて出会ったのは、本編スタートよりも1年以上前の出来事です。
当時の食蜂操祈は長年利用されてきた実験の阻止しにひと区切りついたこと、それらの戦いに疲れ果てたことで、自身の記憶を消去し、これらを全て忘れようと考えていました。
上条当麻と出会ったのは、芝生の上で寝そべり、そんなこと考えていた時です。
偶然にもつい先日、交差点でぶつかった少年に声をかけられます。
「スカートの中が丸見えである」と……。
食蜂操祈はすぐに少年の記憶を消そうとしますが、なぜか少年の記憶を消すことはできません。それが能力の効かない不思議な少年との出会いになります。
交差点でぶつかっているので実質2度目の出会いになるのですが、1度目が偶然の出会いだとしたら、この2度目は運命の出会いだったと言えるでしょう。
2人はその後も偶然の出会いを続け、仲を深めていきます。そして、何度目かの出会いの後、今後の2人を左右する事件に出会うのです。
<画像引用元:https://toaru-project.com/railgun_t/story/13.html より引用掲載 ©2018 鎌池和馬 /冬川基 /KADOKAWA /PROJECT-RAILGUN T>
その事件で食蜂操祈は、彼女が発散するAIM拡散力場の影響で運命を変えられてしまったと嘆く人間たちに追われることになります。人を操る能力を持った彼女は自分が意識しなくとも自身が幸福になるように世界を変える存在だと命を狙われていました。
人に対しては無敵の力を誇る食蜂操祈ですが、彼女を倒すために作られた専用のパワードスーツを着た敵に苦戦することに……。
なんとか食蜂操祈を連れて逃げ回る上条当麻でしたが、最終的に追い詰められ、
「この絶体絶命な状況で食蜂操祈のために戦うと決めた事自体、すでに彼女の心理掌握に操られているとは思わないのか」
と呼びかけられます。
「それを言われたらお仕舞いだ」絶望する食蜂操祈に上条当麻は、
「今にも泣き出しそうな女の子を守る側に立てりゃあ、こっちはそれで本望なんだよ」
と敵に向かって行き、無事事件を解決に導きます。この事件から食蜂操祈の中で、上条当麻は特別な存在になったのです。
これが2人の出会いの物語になります。『とある科学の超電磁砲T』で、食蜂操祈が上条当麻を知っていた理由や彼をみかけニヤけていた理由がわかりますね。
この出来事は食蜂操祈にとって大切な思い出だと言えるでしょう。
上条当麻と食蜂操祈の出会いの全ては原作新約11巻に収録されています。詳細が気になる方はぜひ読んでみてください。
話の内容的にはアニメの情報を知っていれば、新約11巻以前の情報がなくとも楽しめると思います。