5月も半ばを迎えて、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う緊急事態宣言が全国的に続々と解除されはじめました。

 警戒する必要がなくなったわけではないので油断は禁物なのですが、休館となった映画館の多くが営業を再開し始めました。

 久しぶりの上映となったわけですが、世間で公開予定となっていた映画たちのそのほとんどが上映延期を発表しています。果たしてそんな中、映画館はどんな映画を上映するのでしょうか。

『パラサイト半地下の家族』や『一度死んでみた』など休館前の映画たちが復活!

 まず上映のラインナップとして登場したのは、4月の緊急事態宣言直前まで上映していた映画たち

 1月からのロングラン上映を果たしている『パラサイト半地下の家族』『ミッドサマー』。3月にギリギリ上映をスタートできたハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』『一度死んでみた』といった作品たちが上映されています。アニメーション映画も同様で、『劇場版SHIROBAKO』の上映をしている映画館もあります。

『天気の子』、『君の名は。』、『シン・ゴジラ』が復活!? 往年の名作もラインナップに!

 そして驚きなのが、かつてのヒット映画がこの機械に再び上映ラインナップに名を連ねていることです。大ヒットが記憶にも新しい新海誠監督の映画『天気の子』『君の名は。』

 『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズでおなじみの庵野秀明監督が総監督を務めた『シン・ゴジラ』などが多くのシネコンの上映ラインナップに名を連ねています。

 これにより興行通信社の発表している2020年5月16日(土)〜17日(日)の動員数ランキングでは、2位に『天気の子』、5位に『君の名は。』、6位に『シン・ゴジラ』がランクインするなど、事情を知らない人には、驚きの状態となっています。

 この他にも新作の上映が延期となってしまった『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝-永遠と自動手記人形-』や、浜辺美波さん主演で話題になった『君の膵臓をたべたい』などの最近の作品や、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『タワーリング・インフェルノ』など往年の名作洋画などを上映する映画館も登場しています。まさに今だからこそ実現できた夢の上映ラインナップとなっているのです。

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 そんな中、おすすめしておきたい映画がいくつかあります。

 まずはイオンシネマ系列で上映されている『ロイヤルコーギーレックスの大冒険』。公開館は限られていますが500円均一の特別料金での上映が実施されます。本作は昨年末に日本公開されたばかりの映画。通常よりもお得に映画を楽しめるということで、この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

 さらに、当初はミニシアター系列でしか上映されていなかった『ロング・ウェイ・ノース世界のてっぺん』も、一部のTOHOシネマズ系列の映画館で上映が実施されます。本作は東京アニメアワード2016でグランプリを受賞しているお墨付きのアニメーション映画。この機会だからこそシネコンの大型スクリーンで体験することができるということで必見のプログラムです。本作は冒頭18分が無料公開されているので、まずは冒頭だけでも観てみてください。上質なアニメーション映画であることが分かるハズです。

 その他にも、以前の記事でも紹介した中国のアクションアニメ映画羅小黒戦記』を上映してくれる映画館もあるようです。こちらも必見の作品なので、まだ観ていないという人はぜひこの機会にスクリーンに足を運んでみてください。映画館で観る価値ありの迫力の体験が待ってます!

 

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 ――自粛直前の見逃し作品のカバーから、往年の名作を大スクリーンで観るレア体験、さらには有力な海外アニメーション映画作品までと、休館明けだからこそのバラエティ豊かな上映ラインナップは必見。ぜひ皆さんもお近くの上映再開の映画館をチェックしてみてはいかがでしょう。

 そして、東京をはじめとした緊急事態宣言が解かれていない地域は、もうちょっと我慢でしょうか。解除後のラインナップに期待しましょう。

(Edit&Text/ネジムラ89)

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