今年1月に完結し大きな話題を呼んだ、きらら作品、『がっこうぐらし!』。
同作は2015年にアニメ化、2019年には実写映画化されるなど非常に注目度が高い作品です。
<画像引用元:がっこうぐらし! [初回限定版] 全6巻セット [マーケットプレイス Blu-rayセット]>
そして、そんな『がっこうぐらし!』の後日談を描く『がっこうぐらし!~おたより~』(以下、おたより)が「まんがタイムきららフォワード」8月号より連載開始されています。
【速報!】来月、6/24発売きららフォワードで、『がっこうぐらし!〜おたより〜』が連載スタート!
手紙が紡ぐ、みんなの「その後」をお届けします。
きららフォワード、次号の表紙を飾る『がっこうぐらし!〜おたより〜』をどうぞお楽しみに! pic.twitter.com/rjVp8Klp12— まんがタイムきらら編集部 (@mangatimekirara) May 22, 2020
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そこで気になるのは、『がっこうぐらし!』で回収されなかった伏線がどうなるのかということ。
今回は、『おたより』の今後の展開を、これまで登場した伏線を頼りに少しばかり考察していきます。
3年後の世界はどうなっている? 『おたより』の展開予想!
<画像引用元:がっこうぐらし!Blu-ray BOX(スペシャルプライス版) 販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン>
『がっこうぐらし!』では、人をゾンビ化させる細菌「Ω(オメガ)」が猛威を振るい、全世界を壊滅的な危機に陥れました。
では、事件から3年が経過した『おたより』でも、そんなゾンビパニックの状況が描かれるのでしょうか?
結論から言うと、その可能性は低いと思われます。
なぜなら、『おたより』第1話「ゆうり」では、元学園生活部の一人である悠里が、「Ω」への特効薬が開発され死者やケガする人がほとんどいなくなったと語っているからです。
また、『おたより』は、復興のかなり進んでいた『がっこうぐらし!』最終話の後日談という位置付けなので再び感染が拡大するとは考えづらい。
よって『おたより』では、ゾンビとの戦闘などには主眼が置かれず、元学園生活部の4人のその後や新キャラクターの登場などが描かれると考えられます。
ランダル・コーポレーションの生き残りが登場する可能性は?
<画像引用元:がっこうぐらし!第6巻 (初回限定版) [Blu-ray] 販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン>
『がっこうぐらし!』で最大級の謎だと思われる「Ω」流出。
そもそも「Ω」は巡ヶ丘土着の細菌の一種であり製薬会社、ランダル・コーポレーションで研究されていました。おそらく兵器としての使用が見込まれていたのだと思います。
ではなぜ、それほど重要かつ危険な細菌がなぜ研究所から漏れてしまったのか。
作中ではヒューマンエラーのためだと述べられていましたが、危険な細菌が一人のミスだけで流出するとは考えづらいです。
予想になりますが、『おたより』では、「Ω」流出の本当の理由がランダル・コーポレーションの社員によって語られるのではないでしょうか?
私見になりますが、パンデミックは人為的に起こされたものだと思います。『おたより』ではその理由が語られるかもしれませんね。
新キャラクターは登場するか?
『がっこうぐらし!』の最終話では、主人公の由紀が学校の先生となり、多くの子供たちを教えている姿が描かれました。その中には「めぐねえ」こと佐倉教諭に面影が似ている生徒が登場しています。
また、「ゆうり」では悠里の職場の先輩も物語に関わってくることをにおわせています。
このことから、『おたより』では、新キャラクターが登場することが予想できます。
基本的には登場人物はパンデミックの生存者なので、それぞれの立場から事件がどう展開していったのか……。『おたより』は、それを明らかにするようなストーリーになるのではないでしょうか。
――まだ連載が始まったばかりの『がっこうぐらし!~おたより~』。今後、物語がどう展開していくのか目が離せません。
学園生活部の4人のその後も気になりますが、新キャラクターがどうストーリーに関わってくるのが見どころになりそうですね。
(Edit&Text/シモヤマコウキ)
(C)Nitroplus/海法紀光・千葉サドル・芳文社/がっこうぐらし!製作委員会