TVアニメ『呪術廻戦』第17話、18話と「呪術界御三家」 に関する情報が多く語られました。一族との確執や「家」を背負うことの覚悟など、名のある家系の呪術師には人知れぬ苦労がいろいろとありそうです。
すると気になるのが、御三家の呪術師は強いのかということ。特に「術式」に関しては様々な疑問が浮かびます。
現在の時点で「呪術界御三家」(以下、御三家)について、判明していることは? また、御三家と「強さ」の関係性はどのようになっているのか?
◆呪術界のエリート家系「御三家」
<画像引用元:https://jujutsukaisen.jp/episodes/18.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>
御三家について現時点で分かっていることは、呪術界のエリート家系であること、3つのうち2つが「禪院家」と「加茂家」であること。
御三家と銘打つだけあり、呪術師たちを牽引する立場のようですが、家系の呪術師たちが背負うものは相当大きいようです。
第17話で西宮が放った禪院家に関するセリフ「完璧なんて当たり前」からも、御三家の呪術師であることの厳しさが垣間見えます。
なお、現在登場している御三家の呪術師は以下の5名。
- 禪院真希
- 禪院真依
- 禪院直毘人(禪院家26代目当主)
- 加茂憲紀
- 伏黒恵(本人及び加茂のセリフから禪院家の出と推定)
◆呪術師の強さに関わる「術式」が遺伝することがある
<画像引用元:https://jujutsukaisen.jp/episodes/18.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>
御三家に生まれるアドバンテージとして、術式の遺伝が挙げられます。
御三家にはそれぞれ相伝の術式があります。呪術師の素質は、生まれ持った才能で8割決まると言われているため、術式を引き継いだ者は呪術師としての成功が約束されたようなものです。
禪院家相伝の術式は、影を媒介とした十種の式神術「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」。伏黒に引き継がれています。
加茂家相伝の術式は、自らの血と血が付着したものを操る「赤血操術(せっけつそうじゅつ)。」加茂憲紀に引き継がれています。
どちらも非常に強力な術式ですが、十分に使いこなすとなると難しいようです。伏黒もまだ修練中のようで、同時に出せる式神の数には限界があるみたいです。
◆「家」と「自分」の葛藤を抱える呪術師は多い
<画像引用元:https://jujutsukaisen.jp/episodes/17.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>
御三家の呪術師たちは、御三家であることの自負と同時に、プレッシャーや家との確執などを抱えていることが多いようです。
特に、真希と真依は術式を引き継げなかったため、禪院家の落ちこぼれとして扱われてきた過去があります。結果、真希は1人で禪院家の当主に足りる強さを手に入れる決意をし家を飛び出します。
家や境遇に従い続ける道ではなく、自分個人を認めることで心を整理し、前へ進もうとしたのです。
恵まれた生い立ちの者にとっては、御三家であることはアドバンテージかもしれませんが、それ以外の者にとっての御三家とは、自らを縛る「呪縛」なのかもしれません。
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◆今後の「御三家」呪術師の活躍に期待
呪術界のエリートである御三家。まだ2つの家系しか明らかにされておらず、今後も新たな呪術師の登場が期待されます。
また、術式を受け継いだ呪術師は素質からレベルが違うため、伏黒や加茂が今後どう成長していくかも気になるところです。
今後、家系同士のいがみ合いが起こることも想像できます。トップクラスの呪術師同士が戦うシーンも、見どころになってくるかもしれません。
〈文/からすけ〉
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会