4月からアニメ第3シリーズが放送中の『境界のRINNE』。
普段は比較的クールで努力家な印象の主人公・りんねですが、その身に降りかかる様々な事象に一喜一憂する姿がかわいらしく見えます。
ですが、頻繁に起こる不運な出来事に、頭を抱える日々を過ごす彼を見ているとなんだかかわいそうと同情したくなることもしばしば。
本記事では不運が続く主人公・りんねの、同情すべき不運な境遇をフォーカス。
その不運な境遇をご紹介していきます!
六道りんね、苦悩の日々
◆とにかく貧乏
学園で起こる霊的な事件を解決し、引き換えとしてもらうお賽銭やお供え物で生活をしているりんね。
彼はとにかくお金が無い!! 金運も無い!! タダで物が手に入る機会が度々訪れるものの、毎回見事に逃してしまう、超不幸な少年なのです。
貧乏なせいで、高校の制服が買えず中学校のジャージを着ていて、学校の使われていないクラブ棟に(勝手に)住んでいます。
時には食事もままならないこともあり、空腹なのに食べるものが無く、やかんに入っている水で命をつなごうとする切なすぎるシーンも……。
昼夜問わず造花作りの内職もしていて、本当に高校生? というような不憫な生活環境に、つい同情してしまいます。
しかし貧乏であるがゆえ、幸せのハードルがすごく低い!!
ヒロイン・桜からもらった普通のお弁当は宝石箱に見え、頑張ったご褒美はフルーツの缶詰。
りんねに幸福感を与えることは容易そうです(笑)
◆父親がクズすぎる
りんねの困窮の原因はこのオヤジ(父親)のせい。
りんねを勝手に借金の連帯保証人にしていて、何も知らないりんねの元に借金返済の督促状が届いたり、りんねが愛用している死神のカマを売り飛ばそうとしたりと、ろくでなしなエピソードだらけ。
いつもニコニコして堂々とダメ男ぶりを披露しているからタチが悪い。
りんねの他にも鯖人の被害にあっているキャラがいて、多方面に恨みを買っていることもあり、父親でありながら敵という認識のキャラです。
借金まみれの悪徳会社を借金ごと息子に継がせようとする鯖人と、頑なに拒否するりんねのバトルもこのアニメの見どころでもあります。
◆恋が進展しない
りんねが密かに想いを寄せているのが、ヒロインの真宮桜。
いつも冷静沈着で、霊が急に現れたりしても動じない桜。霊が見える体質なため、りんねと行動を共にすることも多くあります。
なぜかいつもフルネームで呼んでいて、緊迫したシーンでも「真宮桜!!」、食べ物を恵んでもらって感動しているシーンでも「真宮桜~♡」なのです。
日頃苦労が多いんだから、恋くらいうまくいってほしい!! とは思うのですが、そんなに甘くない。りんねに対して本当にスパルタな作品です。主人公なのに……(笑)
桜の家に来ないかと誘われたときは嬉しさのあまりスキップ、桜が他の男子にアプローチされている姿を見て動揺するなど、りんねにも等身大の高校生らしいところがあるんだなと感じる場面には、たいてい桜が絡んでいます。
しかし当の桜は超鈍感なので、りんねの淡い恋心に気付いてくれるかどうか・・・。
桜もりんねのことを意識しているような描写はあるものの、りんねの奥手なところが災いして桜の機嫌を損ねてしまうなど、なかなか進展せず平行線のまま。
第3シリーズで2人の関係が変わっていくのかどうか、恋の行方にも要注目です☆
――第3シリーズでも、りんねの苦労はさらに加速しそうな予感ですが新キャラも登場し、六道家の秘密も明らかになっていくそうなので、りんねの新たな一面や見たことのない表情が見られるかもしれませんね♪
ぜひ応援する姿勢で、りんねを見守ってあげてください!!
(Edit&Text/倉橋つばき)
©NHK(Japan Broadcasting Corporation)
© Shogakukan Inc. 2017