9月21日発売のギャル系ファッション誌『S Cawaii!(エスカワイイ)2021年11月号』(主婦の友インフォス)に、美女コスプレイヤーのすみれおじさんが人気ライトノベルとのタイアップモデルとして起用された。
すみれおじさんが担当したのは発売前間も無く増刷4000部が決定したという話題作『はたらけ!おじさんの森』(ヒーロー文庫/著:朱雀伸吾)のヒロイン・森カンナ。“おじさん”繋がりであることから、編集部から指名オファーが来たという。
7月にも同作のタイアップでコスプレを披露していたが、「あの時はスケジュールが詰まっていてあまり時間が取れなかったので、衣装の細部までに拘れなかったことが悔しかったんです。だから、今回再挑戦をさせていただけたことがすごく嬉しい」と気合いを入れて臨んだ。
キャラクターを忠実に再現するため、ウィッグの毛先の柔らかさにもこだわった。柔らかさと動いても乱れないキープ力を持つ完成度の高さに、編集部でも驚きの声が上がっていた。
<『はたらけ!おじさんの森』(ヒーロー文庫/著:朱雀伸吾)のヒロイン・森カンナ ©朱雀伸吾/主婦の友インフォス イラスト:深山フギン>
衣装については、既製品のスカートやネクタイをリメイクして、より原作に近い形に寄せている。小さなベレー帽は型紙から起こして手縫いをし、ピン留めできるようにしている。ボタンはイメージに近いものがなかったため、ラッカースプレーで染色したという。
そのなかでも特にこだわりを見せるのが、カラーコンタクトの色合いだ。「自宅に常時100種類以上のカラコンを用意しているんですけど、そこから近い系統の色味を選出していくんです。メーカーによっても色味や発色ってかなり変わるので、すごく難しい」と語った。
さらに「着用写真の資料も光を当てた時のものと光が入らない時の発色のものを用意していて、そこから5種類くらいまで『これだ!』って思うものを選ぶんです。あらかじめ使うカラコンを決めていても、現場の撮影環境次第では発色が変わることもあるので、状況に合わせて変えています」と選別の難しさを教えてくれた。
状況次第では発色もかなり変わるそうで「ピンク色のカラコンでも光の入り方次第では、紫色に見えることもあったりするんです。発色が良すぎると目の印象がキツく見えてしまう場合も多いので、今回はキャラの優しい顔立ち引き立つ色合いにしています」とプロ意識を見せた。
すみれおじさんはイベントや動画出演を求められることが多いため、コスプレで必須と言われるレタッチ(顔の形を変えるなどの写真修正作業)をしなくても良いことを前提としたコスプレをすることで知られる。先日、9月14日に生配信された今冬リリース予定のゲーム『COUNTER:SIDE(カウンターサイド)』(ネクソン)の情報番組でも、主要キャラクター・ヒルデの完成度の高さに国内外から驚きの声が上がっていた。
最近では、仮面ライダーシリーズ監督演出舞台やドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』の木村ひさし監督監修舞台で俳優の渡辺裕之とも共演をおこなうほか、原宿系ファッションマガジン『HARAJUKU POP』の専属モデルとしても活躍するなどコスプレ以外にも活動の幅を広げている。今後、彼女を見る機会もより一層増えそうだ。
◆すみれおじさんプロフィール
T155・B92(H) W58 H88 / S22.5
特技:棍術、刀術、水泳、歌唱、ウィッグセット、メイク
趣味:コスプレ、ゲーム、まんが、お菓子作り
《すみれおじさん 公式サイト&SNS情報》
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