燃えこれ学園が、月2回のペースで行なっている「ライブ配信」。5月17日(火)に行ったのが「燃えこれ学園 三浦千鶴生誕祭」。当日の模様をここでお伝えする。

 お馴染み、三浦千鶴の「クラップいくよ」の声を合図に、ライブは『明日へ』からスタート。メンバーみんながポンポンを持って明るく元気に歌いだす。天真爛漫な三浦千鶴。彼女の生誕祭の幕開けに、とても似合う景色だ。「開いた夢の地図 君だけのストーリー 見たことのない景色 描いてゆこう」、この日は、その歌詞が三浦千鶴へのエールのようにも響いていた。みんな笑顔だ。チアをベースに据えたポンポンを手にしたダンスも、とても華やかだ。

 稲森のあと高未悠加が「ぱすてるサマータイム」と叫ぶのを合図に、『ぱすてるサマータイム』へ。冒頭から立て続けに、胸をワクワクさせる楽曲を歌唱。三浦千鶴の「君がいるから」のセリフに、胸がキュンとした。胸をドキドキさせる楽曲を歌う姿に、ワクワクが止まらない。

 成田麻穂の「ちーちゃん生誕祭、まだまだいくよー」の声を合図に歌ったのが、『すき!すき!好き!!』。夢や恋に心を膨らませる女の子のときめく気持ちを記した歌や、太陽のような眩しさを振りまく明るい楽曲を次々と並べたところに、この日のセットリストを組んだ三浦千鶴らしさを実感。愛の告白を告げるパートでは、三浦千鶴が「大好きだよー」とカメラ目線でアピール。ドキドキした気持ちが、ずっと止まらない!

 いつもなら観ている人たちの前で行う自己紹介を、この日は映像として流していた。そこに、いつもとは異なる新鮮さを感じた。今回、映像で自己紹介していたのにも、理由があった。メンバーらはこの時間帯を使って、いつもの制服姿に着替えていた。映像では、高未悠加の魔法によって制服姿に変身したという形で進行していたことも伝えておこう。

 映像を通した三浦千鶴の「It's Showtime」の声を合図にメンバーたちが歌いだしたのが、少し艶めいた姿でせまる『シンデレラ・クレイム』。制服姿で、妖艶な魅力を振りまき歌う、その妖しさにハートが落ちた。メンバーらは、夜の雰囲気を彩る照明のもとで、華麗に、可憐に歌い踊っていた。

 続く『時の砂』では、激しく降る雨の映像を背景に、胸の内側から沸き立つ想いをぶつけるように歌うメンバーたちの姿があった。序盤に青春という言葉の似合う明るい姿を描いてきたが、次のブロックでは、揺れ動く心模様記した歌たちを彼女たちは並べてきた。短い時の流れの中へ、燃えこれ学園が持つ両極の魅力をドラマチックに描きだす。その構成にも魅了された。

 ふたたび輝きを身にまとうように、メンバーらは『Shiny Dream』を歌いだした。曲中では、稲森のあと山田みつきがじゃれ合い歌う場面や,メンバー同士で手を繋ぎ歌う姿など、自分たち自身が一つ一つの輝く光の筋となり、観ている人たちの心に、未来へ踏み出す勇気と明るい気持ちを降り注いでいった。

 銀河空間広がる映像を背景に歌った『タイムレシーバー』では、「届いて」と力強く歌う声に乗せ、メンバーたちが沸き立つ想いを会場中に響かせていた。彼女たちの歌声をパワーに速度を上げながら銀河空間を突き進む。そんな感覚を与えてゆく演出だ。映像と楽曲のイメージを重ね合わせた巧みな演出も、Key Studioを舞台にしたライブ時の嬉しい見どころだ。

 扇子を手にしたメンバーらが、愛らしい表情と声で歌いだしたのが『ミラクる☆妄想がーる』。恋する女の子のときめく気持ちを、メンバーらはドキドキするままに歌唱。"そろそろMIX"では、おにぎりの仮面をつけた成田麻穂を、犬のぬいぐるみを着た仲川つむぎが追いかければ、床に座った佐々木千咲子が、巨大なおにぎりを手に「美味い、美味い」と連呼。その姿をねずみ男に扮した熊野はるが恨めしそうな姿で覗き見ていた。なんてシュールな演出だ。さりげなくドレス姿に着替えていた三浦千鶴の姿も見逃してはいけないポイントだ。終盤、メンバーたちがカメラ目線で煽るところも、ライブ配信で観ているひとたちには嬉しい見どころになっていた。

 激しい楽曲に乗せ、凛々しい声を響かせたのが『again』。曲が進むごと、メンバー自身の気持ちも熱く沸き立てば、歌声にもエモーショナルさが増してゆく。彼女たちの熱情した歌声は、観ている人たちの気持ちにも力強く沸き立つ熱を与えてくれた。

 お馴染み、『Re-START』のMV映像が映し出された。その映像を受け、ライブは『Re-START』へ。その演出がドラマチックだ。過去にも何時か同じ見せ方はしている。でも、何度味わっても。いや、味わうたびに、映像を通して"青春"という景色の中へ飛び込み、そのままリアルでも、彼女たちと一緒に夢追いかける青春物語を描いてゆく気持ちになれる。名曲は、味わうたび心にいろんな想いや景色を見せてくれる。『Re-START』をライブで初披露して以来、彼女たちは欠かさず歌い続けてきた。今や、燃えこれ学園のライブの中、『Re-START』は欠かすことのない心揺さぶる最高の歌のピースになっている。

 ここからは、三浦千鶴の生誕祭コーナーへ。まずは、主役の三浦千鶴が用意した手紙を読み始めた。

 「わたしも、先輩たちのようにグループを引っ張っていけるようになりたい。そう思って頑張ってきましたが、まだまだ出来ないことばかりです。そのためのわかりやすい結果が「つうしんぼランキング」だと思うから、「1位になりたい」「選抜に入りたい」、そう思って何度も「頑張る」って口にしてきました。それでも達成できなくて、何を言っても、言ったことが嘘になってしまいそうで、今日も何を言えばいいかわからなくなっていました。

 何処かで、何かを変えたいと思ってて。でも、何も結果を出せなくて、悔しくて泣いてばかりだったけど。今日、会場でみんなと会えて、配信のカメラの向こう側にみんながいてくれると感じれたときに、「みんなと一緒にいたい」って強く思いました。アイドルをやっている自分が一番大好きだから、そんな大好きな自分でいるためにも、アイドルをやっていたいと思いました。でも、それは応援してくれる人がいないと続けられないことです。だから、これからもちーのことをよろしくお願いします。

 いつもは、こういうときに「つうしんぼ(ランキング)1位になりたい」と言っていましたが、今のわたしは、まだそれを言えるところにいないと思ってます。だから、まずは選抜に入りたいです。去年の5月度に入ってから、この1年間の中、最高の順位が6位でした。だから、これからの1年間は、まず選抜入りすることを目標にして頑張り、もっともっと自信を付けたいです。そして、本当に1位を目指せるようになりたいと思います。一人では何も出来ないけど、大好きなメンバーや広報委員のみんなと一緒にいたいです。大好きなこのグループの一員でいたいです」

 手紙を置いた三浦千鶴が、ふたたび語りだす。

 「このソロ曲は、膝の手術の話が 出始めた頃に制作が決定しました。そのときは正直、わたしは卒業も考えていたんですけど。この曲があったから、今、ここにいます」。その言葉に続いて歌ったのが、三浦千鶴のソロ曲の『Yell』。彼女自身が、この曲を手にするまでに、乗り越えなきゃいけない膝の手術という試練を経験。その試練を乗り越え、舞台の上で歌うことの出来た楽曲を、その当時の彼女自身の姿や、今も目標を掲げ真っ直ぐに進む三浦千鶴の姿と重ね合わせながら聞いていた。温かいその歌声を、胸の内でギュッと抱きしめるように耳にしていた。終盤、ファンが掲げたボードに書いた言葉(口上)を読み、感極まり涙声になりながらも、必死に笑顔に変えて歌っていた姿も、三浦千鶴らしい。

 ファッションリーダー,三浦千鶴のコーディネイトによるスタイリッシュな服に着替えたメンバーたちが、舞台に登場。彼女たちは、ひと足早く夏を呼び込むように『夏恋♡Love』を歌いだした。何時、どんなときも笑顔と元気を忘れない三浦千鶴らしい、観ている人たちを笑顔や元気にしてゆく曲が次々続いてゆくのが嬉しい。『夏恋♡Love』に乗せ、メンバーたち自身が夏を運ぶ風になり、舞台上を駆け回り、観ている人たちの心をワクワクした気持ちに染め上げてくれた。

 スリリングな曲調も印象的な『BRAVE』でメンバーらが見せた、凛々しい歌声とパフォーマンス。曲ごとに、登場するヒロインに気持ちを同化し歌うメンバーたち。この日のライブ、ノリ良い楽曲も多かったように、速度を落とすことのないジェットコースターに乗り続けているような楽しさだ。

 「ちーちゃん、お誕生日」(仲川つむぎ)「おめでとう」(全員)の声を合図に、この日の主役の三浦千鶴を祝福するように、メンバーみんなが満面の笑顔で『お誕生日おめでとう』を歌唱。やはり、生誕祭にこの歌は欠かせない。「ちーちゃんちーちゃん、いつもありがとう。大好きだよー」と告白した蒼音舞の言葉に照れる三浦千鶴の姿も可愛らしい。終盤には、メンバーみんなが三浦千鶴の担当カラーの黄色いメガホンを手に歌い踊る場面も登場。最後に、みんなで主役を祝福するこの瞬間は、本当に心揺さぶる感動を与えてくれる。

 歌い終わりメンバーが、三浦千鶴の好きなところを伝えだす。それを以下に記そう。

 「マイペースなところ」(山田みつき)、「面倒みがいいところ」(高未悠加)、「足がシュッと高く上がるところ」(稲森のあ)、「甘えん坊なところ」(仲川つむぎ)、「真っ直ぐで一生懸命なところ」(蒼音舞) 、「頼ってくれるところ」(佐々木千咲子)、「お米をいっぱい食べるところ」(成田麻穂)、「不器用だけど、素直」(當銘菜々)、「燃えこれ学園を愛しているところ」(熊野はる)

 三浦千鶴は、「この日を笑顔で迎えられて良かったなと思います。観ている人たちもマスクの下は笑顔になれていたら嬉しいなと思います」とも述べていた。最期に、お馴染み『校歌』を斉唱。次は、5月24日(火)「佐々木千咲子生誕祭」。こちらも楽しみだ。

〈取材・文/長澤智典 撮影/平島理〉

◆セットリスト

『明日へ』
『ぱすてるサマータイム』
『すき!すき!好き!!』
自己紹介動画
『シンデレラ・クレイム』
『時の砂』
『Shiny Dream』
『タイムレシーバー』
『ミラクる☆妄想がーる』
『again』
『Re-START』
MC
三浦千鶴手紙コーナー
『Yell』(三浦千鶴)
MC
『 夏恋♡Love』
『BRAVE』
『お誕生日おめでとう』
MC
『校歌』

◆最新情報

▼配信ライブスケジュール

  • 5月24日(火)「佐々木千咲子生誕祭」
    https://tiget.net/events/181977
  • 6月7日(火) 「蒼音舞生誕祭」
  • 6月28日(火) 「配信ライブ」
  • 7月5日(火) 「稲森のあ生誕祭」
  • 7月12日(火) 「當銘菜々生誕祭」

▼燃えこれ学園 Re-START TOUR 2022~Get over the wall~

  • 6月11日(土)、12日(日)福岡
  • 8月13日(土)岩手(遠野)遠野市みやもりホール
  • 9月6日(火)新宿ReNY 必達動員目標 300人!(配信視聴含む)

▼『オルゴール』 1,000円(期間限定送料無料!)

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 ▼燃えこれ学園なぁなり〜ラジオ

  • 毎週火曜日 25:00〜放送中!
  • 放送局:FM那覇(78.0Mhz)
  • パーソナリティ:成田、當銘

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