「⽉刊アフタヌーン」(講談社刊)にて連載され⽇本で最も⻑い歴史を誇る SF 賞である星雲賞候補にもなった、今井哲也氏の傑作SFジュブナイル漫画『ぼくらのよあけ』の劇場アニメが2022年10月に公開されることが決定した。あわせて、ティザービジュアル第2弾と特報第2弾が公開された。
ティザービジュアル第2弾は、団地を背に空を⾒つめる少年・悠真と⼈⼯知能搭載家庭⽤ロボットのナナコが描かれている。「団地発、宇宙⾏き」というキャッチコピーと共に描かれた、団地の屋上には⼣暮れの空に波紋を広げる謎の光が印象的だ。
特報第2弾は、宇宙を凄まじい速度で進む”何か”の視点から始まる。悠真たちは、ナナコをハッキングしたその未知なる存在に「私が宇宙に帰るのを⼿伝ってもらえないだろうか」と協⼒を依頼される。団地が宇宙空間に浮かんだり、⾒たこともない光景に興奮する彼ら。⼦どもたちの極秘ミッションが、今、動き出す――。
本作の主⼈公で、阿佐ヶ⾕団地に住み宇宙とロボットが⼤好きな⼩学4年⽣の沢渡悠真役には、『湯を沸かすほどの熱い愛』、NHK 連続テレビ⼩説「おちょやん」、ドラマ「恋です!〜ヤンキー君と⽩杖ガール〜」など話題作に数多く出演、若⼿随⼀の確かな表現⼒で⾼い評価を受ける俳優・杉咲花さん。『思い出のマーニー』(14)、『メアリと魔⼥の花』(17)、『サイダーのように⾔葉が湧き上がる』(21)にて声優としても確かな実績を重ねている杉咲さんが、前代未聞の極秘ミッションに挑む少年を演じる。
沢渡家の⼈⼯知能搭載家庭⽤ロボットのナナコを演じるのは、⼈気と実⼒を兼ね備えた悠⽊碧さん。アニメ「魔法少⼥まどか☆マギカ」⿅⽬まどか役、アニメ「ポケットモンスター ベストウイッシュ」アイリス役、『君の名は。』名取早耶⾹役など、⽬覚ましい活躍を続ける悠⽊さんが空中を浮遊し悠真の世話を焼くロボット役に。
監督を務めるのは⿊川智之氏(「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ(15〜)演出、「⿓の⻭医者」(17)総演出)。脚本を佐藤⼤氏(劇場アニメ『ドラえもん のび太の宇宙⼩戦争 2021』(21)、「交響詩篇エウレカセブン」シリーズ(05〜))、アニメーションキャラクター原案・コンセプトデザインは pomodorosa(「LISTENERS リスナーズ」(20)キャラクター原案、「デカダンス」(20)キャラクターコンセプトデザイン)、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督を吉⽥隆彦氏(「はたらく細胞」(18)キャラクターデザイン・総作画監督、「弱⾍ペダル」(13) キャラクターデザイン・総作画監督)、⾳楽を横⼭克氏(「フルーツバスケット」(19〜)、映画『ちはやふる -結び-』(18)、連続テレビ⼩説「わろてんか」(17))、そしてアニメーション制作はゼロジー(Netflix「天空侵犯」(21)、「さんかく窓の外側は夜」(21))が担当する。
◆キャストコメント
▼沢渡悠真役:杉咲花コメント
Q:今回の出演オファーを受けた際の感想を教えてください。
⾃分が価値を感じるものを信じ、守り、願い続ける悠真という⼈物を⼤切に演じなければと思うと緊張感がありました。
Q:実際に演じてみた感想を教えてください。
アフレコスタジオという極めて静かな空間のなかで、気持ちの変化を感じとりながら演じることの難しさを改めて感じました。ですが、素晴らしい声優陣のみなさまと同じ時間を共にさせていただけたことで、たくさんの発⾒と感動をいただいた特別な時間になりました。
Q:本作を楽しみに待って頂いている皆さまへ⼀⾔お願い致します。
こどもとおとなの狭間で地団駄を踏む悠真たちにとっての⼤きな冒険、⼩さな⼀歩を⾒届けられる物語だと思います。儚い出会いや鮮やかなひとときに触れられたとき、きっとあなたも、⼤切なものを抱きしめたくなるはずです。
▼ナナコ役:悠⽊碧コメント
Q:今回のオファーを受けた際の感想を教えてください。
⼈ならざるものと⼈の織り成すお話が⼤好きなので、オーディションを受けた時からワクワクしていました。
ナナコで合格したと連絡を受けた時は本当に嬉しかったです!とにかくお話が素敵なので、収録の⽇がとっても楽しみでした!
Q:実際に演じてみた感想を教えてください。
いわゆるロボット系の⼦を演じる時って、その⼦がどのくらい⾼度な⽂明で作られているかによって、ロボ度が変わるので、さじ加減を調節していきました。
こんな未来があったらいいなぁと思ってもらえる雰囲気に仕上がったんじゃないかと思います!
Q:本作を楽しみに待って頂いている皆さまへ⼀⾔お願い致します。
原作ファンの⽅も、今から知っていただく⽅も、きっと楽しんで頂ける作品になっています!
⼈じゃないもの達が描かれるからこそ、⼈の⼈らしさが、いいところも悪いところもひっくるめて、描かれているので、劇場で、体温を感じてもらえたら嬉しいです。
◆10月公開!映画情報
2022年10⽉全国公開!
▼STORY
「頼みがある。私が宇宙に帰るのを⼿伝ってもらえないだろうか?」
⻄暦2049年、夏。阿佐ヶ⾕団地に住んでいる⼩学 4 年⽣の沢渡悠真は、間もなく地球に⼤接近するという“SHⅢ・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。
そんな時、沢渡家の⼈⼯知能搭載型家庭⽤オートボット・ナナコが未知の存在にハッキングされた。
「⼆⽉の黎明号」と名乗る宇宙から来たその存在は、2022 年に地球に降下した際、⼤気圏突⼊時のトラブルで故障、悠真たちが住む団地の 1 棟に擬態して休眠していたという。
その夏、⼦どもたちの極秘ミッションが始まった―
▼キャスト
- 杉咲 花(沢渡悠真役)
- 悠⽊ 碧(ナナコ役)
▼スタッフ
- 原作:今井哲也 「ぼくらのよあけ」(講談社「⽉刊アフタヌーン」刊)
- 監督:⿊川智之
- 脚本:佐藤 ⼤
- アニメーションキャラクター原案・コンセプトデザイン:pomodorosa
- アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:吉⽥隆彦
- ⾳楽:横⼭ 克
- アニメーション制作:ゼロジー
- 配給:ギャガ/エイベックス・ピクチャーズ
▼公式サイト