マリオは山寺宏一? クッパは和田アキ子──?
ついに任天堂を代表するゲームキャラクター、スーパーマリオのアニメーション映画の映像が発表されました。明らかになった映画のタイトルは『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』です。
映画の制作を務めるのは『ミニオン』でおなじみのイルミネーションスタジオ。日本での公開は、北米の公開日である2023年4月7日から、三週間ほど遅れての2023年4月28日を予定しており、今から来年のゴールデンウィークシーズンが楽しみです。
さて、映像がお披露目になり公開にむけて残る気になることがひとつ。昨今のイルミネーションの作品の傾向からいって、字幕版のみを上映することはないでしょうが、日本語吹替版の声優を一体だれが務めるのか? という点が気になります。一体マリオやクッパ役をだれが演じるのでしょうか。
◆アメリカ版のキャストから声優を起用?
2022年11月初頭現在公開されている映像では、原語版のキャストの演じているものが公開されています。
原語版でマリオ役を務めているのは、クリス・プラットさん。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのスター・ロード役や、『ジュラシック・ワールド』シリーズのオーウェン役など大作の主人公を務めている俳優です。
そして、対するライバル、クッパ役には、『スクール・オブ・ロック』での主演や、最近では『ジュマンジ ネクスト・レベル』での活躍も記憶に新しいジャック・ブラックさんを抜擢。アニメーション映画のボイスキャストとしても主演クラスの活躍経験のある二人が起用されています。
原語版での起用俳優から日本語版声優を想定すると、特にスター・ロード役として『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ以外のマーベル映画でも日本語吹替を務めている山寺宏一さんの起用という手はアリでしょう。
2017年にテレビ朝日系で放送された「声優総選挙!3時間SP」では、人気声優から選出されたスゴい声優の1位として選出されるほどの実力者なだけに、日本を代表するキャラクターであるマリオの声という難題も、どうにかしてくれそうな気がします。
一方のジャック・ブラック氏の日本語吹替を近年多く務めているのが、『名探偵コナン』の小嶋元太役や高木刑事役、『ドロヘドロ』では主演のカイマン役を務めた高木渉さん。
近年実写ドラマ出演などの露出も多くなり、アニメーションに馴染みがないという人にも知られるようになってきたタイミングなだけに、こちらもネームバリュー的にもマリオのライバルキャラクターとしても十分です。手堅く、実力派の声優で固めるというのは大いにアリでしょう。
◆「意外なキャラ」の出演が明らかに!
見逃してはいけないのが、マリオやクッパだけでなく意外なキャラクターの出演が明らかになっていることも忘れてはいけません。
マリオファミリーでありつつ、スーパードンキーコングシリーズとして主演ゲームも多数リリースされているドンキーコングや、クランキーコングといったキャラクターの出演が発表されています。
ドンキーコングといえば、日本ではTVアニメシリーズでは山寺宏一さんが吹替を務めていたので、山寺宏一さんが出演するとしたらむしろ、こちらの役という想像のほうがしやすいかもしれません。