うーん……。

 『アナと雪の女王2』はそんな悩ましい声がこぼれる作品でした。

 登場キャラクターの問題意識もバラついてるし、設定も複雑。そして、今回のリード曲である「Into The Unknown」も、前作のヒットを牽引した「Let it Go」ほどのキラーチューンに感じられず、少し物足りない気持ちが否めない……。

 ただ、

 そんな残念めな感想が漏れる中、この点だけは徹底的に推したいというポイントが『アナと雪の女王2』にはありました。

 それは、アナがめっちゃ可愛くなかった? って話。

『アナと雪の女王2』はアナに注目してほしい!

 『アナと雪の女王2』の注目ポイント。

 私はなんといってもアナだと思うのですよね。

 もうね、ほんとアナがめっちゃ可愛い。

 昨今のディズニーの人間キャラクターは、瞳が大きく日本のアニメキャラクターのようなバランスに近くなってきまして、日本人への親近感が増してきたとは思うのですが、それを置いても今回のアナ、すっごく可愛く描かれていない? って思ったのですよ。今回のアナの可愛いポイントをあげるので聞いてください。

ここがいい!『アナ雪2』のアナの好きポイント

◆その1 

みんなでお城に戻ってくるシーンで、先に駆け出して靴を脱いじゃうところ

 アナの天真爛漫っぷりが伝わるのが、主要キャラみんなでお城に戻ってくるシーン。お姫様でありながら、靴を脱いで駆け出す仕草の無邪気っぷりが超可愛い。王女様なのだから無作法ではあるんだけど、だからこそ良い。アナにとても親近感がわくシーンです。

◆その2

あいかわらずの寝顔を見せてくれるところ

 前作でも描かれていたのですが、アナってめちゃくちゃ寝顔が可愛いのです。完全無防備とでも言ったら良いのか、すべての顔の筋肉が緩みきったような顔で寝るのですが、今回もその寝顔は健在。普段は見られないアナの綻びが見られるようで、幸せな気分になります。今回は幼いころのアナの寝顔も見られるのですが、すでにその頃から魅力的な寝顔の片鱗を見せていたことが明らかになります。

◆その3

恋人ができてデレデレになるところ

 無事、前作でクリストフと良い感じになったアナ。今作ではクリストフ側からのアプローチが一つの主題にもなっているのですが、クリストフが心配になるのが不思議なくらい、アナ側からのクリストフへの態度は超デレデレなのですよね。旅の途中、クリストフと二人きりになってイチャイチャしようとする時のアナの顔よ。最高です。

頑張れアナ!今回の試練も険しいぞ!

 そして極め付けはアクションシーン。

 特殊能力を持っている分、エルサの活躍はとても映えるのですが、一方のアナはそういった能力がないせいか、アクションシーンは受難の連続。急流滑りをしたかと思えば、滝に落とされたり、アース・ジャイアントに岩を投げつけられたり、ダムから落ちそうになったり……。なんでそんなに散々な目に、というぐらいの度重なるピンチが続きます。

 子供を崖から突き落とすライオンのごとく、製作陣はアナを窮地に追いやるのですが、そこはさすがアナ。“おちこんだりもしたけれど、わたしはげんきです。”と言わんばかりの不屈の精神を見せてくれます。可愛い上に心も強いアナ。素敵です。

 

――これまで個人的な推しディズニープリンセスは、『ターザン』のジェーンだったのですが、それに迫る勢いを今回のアナには感じました。

 PRのビジュアル的にはエルサ押しになりがちな『アナと雪の女王2』。ですが個人的に推したいのはエルサお姉様よりも、アナの方! 全国のディズニー男子諸君は一刻も早く、『アナと雪の女王2』を観に行ってアナにお布施するのです!

(Edit&Text/ネジムラ89)


アナと雪の女王2|映画|ディズニー公式

©Disney

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