◆ツンとデレをあわせ持つ女王様!『五等分の花嫁』より中野二乃
<画像引用元:https://www.tbs.co.jp/anime/5hanayome/2nd/story/story06.html ©春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会>
二乃は前髪ぱっつんでニーソックスが印象的な女の子。五つ子の次女で蝶々に見立てたリボンがトレードマーク。彼女のかわいさを引き立てています。オシャレにも気を使い女子力も高く、料理が得意なのも彼女に萌えるポイントです。
そんな二乃は、家庭教師として中野家にやってきた主人公、風太郎に対して辛く当たります。
1期第1話では、姉妹の五月を追いかける風太郎に対して、「ストーカー?」と疑うのは分からなくないですが、「キミ、モテないでしょ」とグサッとくる言葉を吐き捨てます。この言葉を聞いた視聴者の中には、ナイフで心をえぐられた思いをした人や、本気で落ち込んでしまった人もいるのではないでしょうか?
二乃の言葉で最も衝撃的だったのは、やはり2期第1話ではないでしょうか?
風太郎はお風呂上がりで全教科0点のテストを持っていた五つ子の誰かを探すため、「変態!」と言われたのを再現してもらおうと二乃たちに、「変態と罵ってくれ!」と頼みます。そのとき、二乃はさげすみの表情を浮かべながら「あんた、手の施しようのない変態だわ」と罵るのですが、表情だけでなく、とてもイキイキした声のトーンだったのは印象的。まるで、S気あふれる女王の気風が漂うかのごとく……。
これには風太郎も心にダメージを受けていましたね。はたして、テレビの前の視聴者はこの言葉にゾクゾクしたのか、風太郎のようにガチで落ち込んだのか、それは当時の荒れたSNSを確かめてみてください。
二乃が風太郎にひどい言い方をするのは、出会った当初、彼女は姉妹の仲を乱す者として彼を見ていたからです。しかし少しずつ風太郎とのわだかまりが解けていき、二乃は風太郎に恋心を抱くようになります。そして、2期の第7話では勢いで告白すします。
彼女の愛の言葉は、バイクの運転中で風の音に邪魔され風太郎の耳に聞こえてなかったものの、もう一度ハッキリと告白する姿には多くの視聴者がキュンとしました。
風太郎に告白してからは毒舌も減っていき、まさにツンデレキャラとして存在感を放っていく二乃。それまでの印象があまり良くなかった分、視聴者も好感度が爆上がりしたのではないでしょうか?
───凶器のように刺さる毒舌の戦場ヶ原、面倒見はいいけれど辛辣なラム、姉妹を大切に思うがゆえ辛く当たる二乃。
日常的に罵声を浴びせられたら、とても正常なメンタルではいられないでしょう。もし、そんな彼女たちのキツい言葉を聞いてキュンキュンしてしまったのなら、新しい扉を開いてみてもいいかもしれませんね(笑)。ただしその際は、自己責任でお願いします!
〈文/おちとも @ochitomo8〉
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