『ドラゴンボール』や『NARUTO -ナルト-』など、連載が長期化した作品には、作中で回収されなかった設定や、1度だけ登場しただけで忘れ去られてしまった「死に設定」が少なくありません。

 次の4つの作品に登場した初期設定も、読者に「あれ? 初期設定はどこにいった?」といわれることが多いものです。

◆天津飯にかめはめ波が効かない──『ドラゴンボール』

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 『ドラゴンボール』の初期には、「天津飯にはかめはめ波が効かない」という設定がありました。

 かめはめ波を生み出した亀仙流と対極の流派の鶴仙流の門下生だった天津飯は、そこで「気合い返し」という技を習得しています。この気合い返しは、印を結んだあとに手を前にかざすと、相手のかめはめ波を打ち返せるという技です。

 天津飯が初めてこの気合い返しを見せたのは、天下一武道会でのヤムチャとの戦いでした。

 この戦いでかめはめ波を初めて披露したヤムチャですが、天津飯の気合い返しによって虚しくも跳ね返されてしまいます。

 その後の悟空と天津飯との決勝戦では、かめはめ波を撃とうとした悟空の姿を見て、観客席にいた亀仙人が「あの天津飯というやつ、かめはめ波そのものがきかんのじゃ。大小に関係なくな……」と忠告するとともに、気合返しの脅威を伝えていました。

 しかし、セル編でその設定にほころびが見えてきます。

 気合い返しを使えるはずの天津飯が、太陽系を消滅させようと、かめはめ波のパワーを練っているセルに何もしなかったのです。

 この天津飯の様子を見た人からは、「天津飯はかめはめ波を跳ね返せるはずじゃ……?」という疑問が浮上するのでした。

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◆飛影は妖怪に変身ができる──『幽遊白書』

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 飛影が、額の邪眼の能力を解放しパワーアップすることは多くの人に知られていますが、物語序半では、それとは別の変わった邪眼の使い方をしていました。

 飛影は、蔵馬と剛鬼の2人と徒党を組み、魔界の宝を盗んだ悪党として登場。宝を探すようコエンマに頼まれた幽助と戦うことになった飛影は、その戦いで妖怪の姿に変身します。

 そのシーンでは、額だけではなく飛影の体中にいくつもの目が発現しました。また、体は緑色に変化し、いかにも妖怪といった見た目に変化します。

 この体に浮き上がった目には金縛りの能力があり、幽助は身動きが取れなくなります。

 また浮遊能力も付加されているようで、飛影は幽助を「邪眼の呪縛からは逃れられないようだな!」といって幽助を空中に持ち上げ、たたき落とす攻撃を繰り出しました。

 このように、敵を捕縛するのに便利な邪眼の能力。しかし、原作漫画では暗黒武術会などで、飛影が邪眼の能力を使って変身をしたり、金縛り能力を使ったりすることはありませんでした。

 アニメでは、コエンマの空想シーンや、劇場版第2作目の『冥界死闘篇 炎の絆』で敵の術にかけられたときにのみ登場しています。

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 初登場のときには、ほかにも普段のクールな性格とはかけ離れた小物感をただよわせるセリフを口にしたり、感情むき出しの性格だったりしたため、当時を知る一部の読者から「飛影の初登場は黒歴史」と囁かれています。

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