アニメや漫画では、戦いの場から退いた最強キャラが、時を経て再び戦場へ繰り出し衰えを感じさせぬ活躍を見せてワクワクさせることがあります。
『ONE PIECE』のシルバーズ・レイリーや、『ドラゴンボール』の亀仙人が再び戦場へ現れた瞬間、そのカッコよさにシビれた人も多いのではないでしょうか?
◆ギャンブル三昧の隠居生活だったけど──シルバーズ・レイリー 『ONE PIECE』より
<画像引用元:Amazonより>
「若い芽をつむんじゃない……これから始まるのだよ、彼らの時代は!!」のセリフや、黄猿の攻撃を軽々と薙ぎ払う姿を見せ、ファンから「レイリーのおっちゃんカッコイイ」「結婚して!!」と絶賛された元海賊王の右腕、シルバーズ・レイリー。
身動きのとれないゾロにトドメをさそうとした黄猿を一蹴し、麦わらの一味を助けた場面は彼の名シーンの一つです。
レイリーは、それまで戦いとは無縁の老後を送っていましたが、ルフィたちと出会ったことで再び剣を握り黄猿と対峙しました。
ルフィたちでは太刀打ちできなかった攻撃を剣で軽々と受け止め、海軍大将の黄猿を「黄猿くん」と呼ぶレイリー。その姿は、元海賊王の右腕の貫禄を感じさせました。
その後、ルフィに修行をつけたり、ハンコックの危機に駆けつけたりと頼れる老兵キャラとして活躍しますが、その姿からは衰えが感じられません。
戦闘では海軍に引けを取らない強さを見せたレイリーですが、ルーズな一面も持っており、ロジャー海賊団が消滅したあとは趣味のギャンプルに勤しんでいたようです。
黄猿と対等に渡りあえる強さを持ちながらも、私生活とのオンオフがはっきりとしているそんな愛嬌ある人柄が、彼のカッコよさを際立たせている秘訣なのかもしれません。
◆7年の時を経て再び戦場へ──アムロ・レイ 『機動戦士ガンダム』シリーズより
<画像引用元:Amazonより>
アムロ・レイは、『機動戦士Ζガンダム』でカミーユたちのサポート役として再登場。
一年戦争が終結したあと、アムロは北アメリカのシャイアン基地という場所に幽閉されていました。
陰湿な場所に閉じ込められ鬱屈とした日々を過ごしていたアムロは、幼なじみのフラウと彼女の養子、カツと再会したことで基地から抜け出すことを決意します。
輸送機を使って基地から脱出したアムロは、合流予定の組織、カラバの船が敵に襲われているところに遭遇。
戦闘機能を持たない普通の輸送機に乗っていたアムロは、どうにかしてカラバを援護する方法を考えます。
そして、自分の乗っていた輸送機をブラン・ブルタークが操縦するアッシマーに衝突させるという大胆な戦法を見せています。
戦場から7年も離れていたアムロですが、この戦闘で衰えを感じさせない勘の良さやセンスを改めて見せつけました。
その後、カラバの一員となったアムロは、宇宙へと旅立つクワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)の乗るシャトルをリック・ディアスを操縦してカミーユのガンダムMk-Ⅱと守り抜きます。
雲の中での戦闘では、視界が悪いにもかかわらずカミーユに的確な指示を出し、敵がいる位置に照準を合わせさせるという離れ業を見せました。
その後も、敵が持つ武器のみを切り落とし、一年戦争の時と変わらない戦闘技術の高さを見せつけます。
『機動戦士Ζガンダム』では、ダカールの戦いを経てカミーユとクワトロが宇宙に旅立ったあと、アムロがその後どうなったのかは描かれていません。
次にアムロが活躍することになったのは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で、アムロはこの作品でネオ・ジオンの総帥となったシャアとの戦いにより宇宙で行方不明になります。