最終巻で加筆されることはたびたびありますが、中には人気キャラの生存が明らかになったり、作品の評価が見直されたりした作品があります。
次の3作品も最終巻の加筆がファンの間で大きく話題になりました。
◆人気キャラの生存にファンが歓喜!──『ゴールデンカムイ』
<この記事には原作・TVアニメ『ゴールデンカムイ』のネタバレが登場します。ご注意ください。>
<画像引用元:Amazonより>
北海道を舞台に金塊の争奪戦を描いた『ゴールデンカムイ』では、最終巻の加筆で死亡したと思われた人気キャラの生存説が浮上し、ファンが歓喜しました。
この漫画は31巻で完結を迎え、エピローグと言える4ページ分の加筆がされています。
このエピローグは、マッカーサー元帥が写る写真から話が始まります。写真はマッカーサーの死後、彼の遺品の小さな箱から見つかったと言われているそうです。
マッカーサーは太平洋戦争の終結直前や朝鮮戦争において不自然な行動をとっており、その理由に彼が大統領選に出馬するための莫大な資金援助をとある日本人が約束したと記されていました。しかし、その一方で、マッカーサーはありもしない人参をぶら下げられたとも言われています。
一体誰がマッカーサーを翻弄したのか。その黒幕のヒントは先の写真とともに箱の中に入っていた「マダラ模様の美しい金貨」だと記され、先の写真が大きく描かれています。そこには、黒い帽子を被って額当てをつけた鶴見中尉らしき姿が描かれているのです。
本誌の最終回では、鶴見中尉は杉元とともに海へ沈み、額当てや骨一本すら見つからず、生死不明とされていました。しかし、このエピローグで鶴見中尉の生存説が浮上し、ファンの間では「最高すぎる加筆」「鶴見中尉の姿を見て泣いた」など、歓喜の声が上がっています。
鶴見中尉は「ゴールデンカムイ北海道オールスターズ総選挙」で7位に入るほど人気があったため、ファンの喜びも大きかったようです。