◆「自分が生まれてきたワケ」を話すアンパンマン
今回の第1631話ではジャムおじさんの過去だけではなくもう一つのサプライズが用意されていました。それが新キャラクター・ポエムさんの登場です。
📺今週の #アニメアンパンマン は
TVアニメ放送35周年 特別エピソード
『ジャムおじさんとアンパンマン』
（30分スペシャル）10/6（金）午前10:55～
日本テレビで放送✨お楽しみに🎵
▼各放送局の情報はこちらhttps://t.co/hNdcU5a03D
※放送時間は地域によって異なります。 pic.twitter.com/qxA6ngAW0j— それいけ！アンパンマン【公式】 (@anime_anpanman) October 5, 2023
アンパンマンは、帽子を首元まで深くかぶった不思議な“ポエムさん”に遭遇します。空腹なポエムさんにアンパンマンはいつものように自分の顔を食べさせてあげるのですが、ポエムさんはアンパンマンに感謝しつつも問いかけます。
“君はなんのために生まれたの？”
“何が君の幸せ？”
“何をしたら喜ぶ？”
主題歌の「アンパンマンのマーチ」でも歌われている問いかけをするポエムさんに対して、アンパンマンは自分は困った人を助けるために生まれてきた。だからひもじい人に食べてもらうことが一番嬉しいと話します。
ジャムおじさんのエピソードとあわせて、こちらも35周年にふさわしい作品テーマに踏み込んだものとなっていました。
作中の最後にも砂漠で空腹で困っていた人を救ったアンパンマンを見ていたポエムさんは、再び「アンパンマンのマーチ」の歌詞を反芻して第1631話は終わります。
顔も見せずミステリアスな雰囲気のポエムさんは作品を少し俯瞰的な立場から見ているような不思議なキャラクターとなっていました。
アニメ映画ライター。『FILMAGA』、『めるも』、『リアルサウンド映画部』、『映画ひとっとび』、『ムービーナーズ』など現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。映画『ミューン 月の守護者の伝説』や映画『ユニコーン・ウォーズ』のパンフレットにライナーノーツを寄稿するなどその活動は多岐にわたる。noteでは『アニメ映画ラブレターマガジン』を配信中。
