TVアニメ『それいけ!アンパンマン』がこの10月でなんと放送35周年という節目を迎えました。そのタイミングに合わせて、10月6日にこのタイミングに合わせた特別エピソードとして第1631話「ジャムおじさんとアンパンマン」が放送されました。
このエピソードではジャムおじさんの知られざる子供時代が描かれたほか、いつもとは雰囲気の違う不思議な新キャラクターまで登場する回となっていたのです。
◆第1631話『ジャムおじさんとアンパンマン』はどんなお話?
特別エピソードと謳っていた通り、第1631話はいつものアンパンマンのエピソードとは一味違う内容となっていました。今回のエピソードには2つのサプライズがあり、まずジャムおじさんの少年時代のエピソードが明かされるというものでした。
その過去は、メロンパンナちゃんたちがジャムおじさんが「なぜパン作りをすることになったのか?」という素朴な問いかけに応える形で語られます。
まだジャムおじさんが幼かったころ、遠くの街に出かけた際にお弁当を忘れてしまい、空腹のまま帰路につくことになってしまったのです。
あまりのひもじさと寂しさに悲しんでいたところ、流れ星が落ちてきてそれをジャムおじさんが受けるとそこにはあんパンが出現します。それを食べたときのおいしさと満たされた思いに感動し、ジャムおじさんは自分も食べた人が喜ぶようなパンを作りたいと考えるようになったのでした。
ジャムおじさんにも少年時代があったのかという驚きだけでなく、根源的なアンパンマンのテーマに踏み込むような動機が、ジャムおじさんの過去に込められた内容となっていました。