『みだらな青ちゃんは勉強ができない』堀江花咲の奥深い名言をもう一度！　

2019年7月4日

アニギャラ☆REW編集部

　『みだらな青ちゃんは勉強ができない』ヒロインの父・堀江花咲は売れっ子官能小説家だけあって、話す言葉が奥深くて面白い。登場するたび、どんな名言が飛び出すかワクワクしながら観ていた人もいるのでは。

　アニメでは堀江青と木嶋拓海のハッピーエンドで終わり、2人のラブコメがもうテレビで観れないのかあ～、と寂しく思うと同時に、青の父である堀江花咲の名言が聞けない事に口惜しさを感じます。

　そこで個人的に大好きだった堀江花咲の名言をいくつか挙げていきたいなと思います。

父におっぱいプリンを作る約束じゃろう！

堀江花咲　画像 — 画像引用元：http://aochan-anime.com/story　より引用掲載 © カワハラ恋・講談社／みだらな青ちゃん製作委員会

　第1話、堀江花咲の初登場シーンでのセリフ。官能小説家だけあっていきなりとんでもない事を口走っています。しかもこれ、思春期真っ只中の女子高生、青に言ってるんですよね、完全にアウトです。

　娘にこんな事を言ったら、ゴミを見るような目で睨まれ口を聞いてくれなくなるでしょう。ですが青は嫌々ながらもちゃんと会話してくれて、おっぱいプリンを作ってくれているのです。ここに堀江花咲の言葉の奥深さを感じます。

　官能小説家という職業柄、このおっぱいプリンについて、何か創作へ活かすものがあるのかもしれません。そうでなければ、青もおっぱいプリンを作ったりなんかしないはず。この名セリフは、一見最低な発言ですが、実は創作活動に必要不可欠な何かが秘められている。そんな深い発言だと受け取る事ができます。

発情のかほりがする

堀江青　みだらな青ちゃん　画像 — 画像引用元：http://aochan-anime.com/story より引用掲載 © カワハラ恋・講談社／みだらな青ちゃん製作委員会

　これも第1話、青が木嶋の存在を匂わせた時に、花咲が頭によぎらせた言葉。表現がステキすぎます。もしかして娘に気になる男でもできたのか？　好きな男でもいるのか？　といった事ですが、花咲はそれを、艶めかしく、かつロマンティックに表現している。

　「かおり」を「かほり」と表現するところがとても奥深い。さすが売れっ子官能小説家と感心してしまいます。

さあ、お前の性癖を選びなさい

堀江花咲　みだらな青ちゃん — 画像引用元： http://aochan-anime.com/story より引用掲載 © カワハラ恋・講談社／みだらな青ちゃん製作委員会

　青の木嶋への恋路を応援したい、力になりたい、そんな親心から出た深いお言葉。花咲自身の著書（悦びの凌辱、おしおき、エロックに生きるetc）がズラッと並べられ、青に選ばせようとします。きっと花咲は、官能小説家としてのノウハウ、また青の持つ性癖的な観点から、木嶋との恋を応援したかったのだと思われます。

　とても奥深く優しい言葉なのですが、青にはただのバカ親父として受け取られ著書を捨てられるという……。青の花咲に対する誤解にとても心が痛みます。青には真摯にどれか本を選んでほしかった。エロックに生きる、とか。

あっそ～れ！　ボッキボッキ。あっそ～れ！　ボッキボッキ。あっちもこっちもボッキボッキ～♪

　青のお弁当作りを観た時に、花咲が言い放った言葉。精のつく食材（ウナギ、自然薯、トリュフetc）をふんだんに使った豪華なお弁当作りの様子に、花咲はこのお弁当は木嶋のために作られていると察知します。そこで花咲は青のために全力で応援します。青が台所を離れた隙に、栄養ドリンク（性的な面で元気になる）をまだ生きているウナギに振りかけるのです。「あっそ～れ！　ボッキボッキ。あっそ～れ！　ボッキボッキ。あっちもこっちもボッキボッキ～♪ 」とリズミカルに、かつ、ボッキボッキを無駄にダンディなイケメンボイスで言いながら。

　最低な下ネタを言っているように聴こえます。ですが、一体何が、あっちもこっちも、ボッキボッキなのか？　主語が無く、さらにボッキボッキというオノマトペみたいな表現が何を意味しているのか？　曖昧です。

　実は下ネタではないのかも知れません。はっきりとしない表現なのに、どこか怪しげで卑猥さがにじみ出ているこの言葉に、偉大な奥深さを感じずにはいられません。

――さて堀江花咲の数々の名言をご紹介してきました。花咲の言葉は、何かと学ぶ事が多い、奥が深い、と心を引き付ける力に満ち溢れているように感じます。これからも花咲の名言に出会いたいものですが、残念なことにアニメは終了してしまいました。

　しかし漫画で『淫らな青ちゃんは勉強ができないオトナ編』が続いているので、こっちの方で花咲の名言を個人的に追いかけていきたいなあ、と思います。それともちろん、青と木嶋の恋愛模様も。

（Edit＆Text/おみくじ ）