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 近頃、ライトノベル原作のアニメは異世界物が多数を占めています。そんな中、『アサシンズプライド』純粋なファンタジー作品としてアニメ化前から注目を集めていました。異世界物に飽きていたファンタジーアニメファン、ラノベアニメファンの間で期待のアニメだったと言えるでしょう。

 しかし、放送開始後この作品はほとんど話題に上がっていません。

 期待されていた作品にも関わらずイマイチ人気が振るわないのには、3つの残念なポイントがあるためです。今回はその残念なポイントについて語らせていただきます。

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キャラクターを活かしきれないため作品特有の魅力がない

 アニメが面白くなるポイントはいくつかありますが、その中の1つに特徴的なキャラクターの存在が上げられます。注目される作品と言えば主人公やヒロインが特徴的である場合が多いのではないでしょうか。

 物語が面白いことも重要ですが、キャラクターが特徴的で際立っているのも重要な要素になります。平凡なキャラクターでは他の作品に印象を上書きされ視聴者の記憶に残りでしょう。また、せっかくのキャラクターにファンが付き辛くなってしまいます。

アサシンズプライド 画像

画像引用元:https://assassinspride-anime.com/assets/img/top/story/illust.png より引用掲載 ©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

 『アサシンズプライド』を観た視聴者は主人公のクーファ=ヴァンピールとヒロインのメリダ=アンジェルが特徴の少ないキャラクターと感じてしまうのではないでしょうか。

 メリダは学生として、クーファは彼女の家庭教師役として登場しますが、主人公は脇役なのか主人公なのかわからない微妙な活躍、ヒロインはヒロインで、特徴の薄いヒロインとなっています。

アサシンズプライド 画像02

画像引用元:https://assassinspride-anime.com/assets/img/top/main/visual/2.jpg より引用掲載 ©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

 このように主人公とヒロインの見せ方が下手な点が残念なポイントと言えます。

 クーファは暗殺者かつ家庭教師であるなどの、ちょっとした特徴を持つのですが、この物語は基本メリダを中心に進むため、日常パートで焦点があたる事はほとんどありません。

 モチロン、主人公は家庭教師としてヒロインの指導するのですが、画期的な指導をしているシーンがあるわけでもなく、ただ「こうしなさい」「ああしなさい」と指導しているだけです。これでは家庭教師という特徴を作品にいかせていなように感じます。

 また、暗殺者であるという特徴ですが、これも家庭教師をしている間は活動をしていないので、ほとんど死んでいる設定になっています。暗殺者仲間が問題を持ってくるなど意味があるように思えるシーンもありますが、あっさり問題が解決してしまい「本当に暗殺者か」と疑問を抱いてしまうほどです。

 ヒロインのために暗躍する等、ヒロインを狙う敵を暗殺する等の活躍があってもいいように感じます。

 物語の中心となっているメリダは「真面目で努力家だが魔法の才能に恵まれず不遇な扱いを受けている少女」という設定ですが、才能に恵まれない点は第1話で解決してしまい、特徴の薄い部分だけが残る結果になっています。

アサシンズプライド メリダ 画像

画像引用元:https://assassinspride-anime.com/assets/img/top/main/visual/0.jpg より引用掲載 ©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

 才能がないという偏見は残っておりヒロインを苦しめるのですが、「これが先生に教えてもらった戦い方」と簡単に相手を倒し、こちらもすぐに偏見を解消してしまいます。

 この戦い方には「はっ!」となるような秘策があるわけでもなく、正規の戦闘訓練を受けていない学生相手に主人公の戦闘訓練を受けたヒロインが勝つみたいな場面ばかりでヒロイン独自の戦い方が感じられません。これもヒロインの特徴が薄い理由でしょう。何かヒロインだけしか持たない特徴があれば、もう少し輝くヒロインになったのではないでしょうか。

 アニメの『アサシンズプライド』は物語の核心に触れる話が少なく、まだまだ物語序盤となっています。話が進むにつれメリダにも特徴が増え、クーファにも大きく焦点が当てられるのですが、アニメで放送される部分についてはイマイチそういったシーンが少ない状況です。

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予算不足を感じてしまう作画や物語の構成

アサシンズプライド 画像 クーファ

画像引用元:https://m.imageimg.net/upload/artist_img/ASSSP/e0d1f67f6f0b9a93b252c4f7505304263b58f004_5db7e8529dfa6.jpg より引用掲載 ©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

 『アサシンズプライド』を視聴していて一番感じるのは、「あれ、いくつかシーンを見逃したか?」と言うことではないでしょうか。この作品は話と話の間が不自然に繋げられているように感じます。

 例えば戦闘シーンです。この作品での戦闘シーンでは気付いたら敵が吹っ飛んであっさり決着がついています。「いつやられたの?」「もう決着がついたの?」などと感じてしまい、爽快感やカタルシスが全くありません。

 戦闘シーンを長くすることや見栄えをよくすることは作画のコスト上大変ですが、ここをあっさり終わらせてしまうとシーンが飛んでいるように感じることがあるでしょう。

 一番微妙だと感じてしまうのは1話毎の繋がりの薄さを感じてしまうことです。話の終わりと次の話の始まりに繋がりが薄いため、1話飛ばしたような感覚に陥ることがあります。

 物語の流れは非常に大切で、次の話を視聴してもらうキッカケやスムーズに話を理解してもらえるようになるなど様々なメリットが存在します。

 『アサシンズプライド』は1つのストーリーを観ていると言うより、あらすじを観ているかのように感じてしまうのではないでしょうか。

 本作がライトノベルを原作としている以上、小説1巻分の話をアニメ数話分に分割し、全12話で綺麗に物語の区切りをつける必要があります。

 そのため、元々あったストーリーから必要な話を切り抜いて繋げるのですが、この作品はそれが上手くできていません。

 結果、行動動機付けが弱いため「どうしてこんなことをするんだろう?」、知らないキャラクターが突然登場し「なんだこのキャラクターは」と視聴者に困惑を与えてしまっています。シーンが飛んだように感じるのもここが原因です。

 このように物語の構成が微妙であるのが、この作品の残念なポイントと言えます。

ストーリーが最近の流行とは外れている

アサシンズプライド 画像 クーファ メリダ

画像引用元:https://m.imageimg.net/upload/artist_img/ASSSP/17c8dd3859e89a8bea8d6ae78c13e4a9c85ff438_5db029c2dc8e4.jpg より引用掲載 ©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

 『アサシンズプライド』は、メリダの問題をクーファが手助けをするのが定番の流れになります。

 基本的には主人公スゲーとなるのですが、主人公を持ち上げるのはヒロインを中心とした一部のみで他のキャラクターはあまり持ち上げるようなことはしません。

 主人公を持ち上げる場合は上手く描かないと、持ち上げているキャラクターの価値が下がっていきます。この作品の場合、特徴の薄いヒロインがさらに薄くなっていしまっています。

 あくまでも主人公を持ち上げるのはサブキャラクターなどにしておくのが、面白い作品の共通点ではないでしょうか。

 この作品では主人公とヒロインはお姫様と執事のような関係になっています。実際にヒロインはお姫様みたいなものなので間違ってはいないのですが、キャラクター同士の関係上面白い展開などは期待出来ません。

 今ですと、ちょっと雑な扱いをされるヒロインが流行なのではないでしょうか。なので、この作品のようなヒロインはあまり視聴者に受けが良くないように感じます。

 

――残念ながら『アサシンズプライド』はどこか二番煎じのように感じてしまうアニメです。また、1週間毎に観ていると物語の構成上、話が飛んでいるように感じてしまいます。いろいろ残念なポイントの多いこのアニメですが、何年か前にアニメ化していれば、話題になったかもしれませんね。

(Edit&Text/天乃ひる)

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TVアニメ「アサシンズプライド」公式サイト

©2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会

タイトルおよび画像の著作権はすべて著作者に帰属します
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