芋っぽいヒロイン──。それは制服の下にジャージを着ていたり、おどおどと自信がなかったり、極度の人見知りだったり……そんな垢ぬけないヒロインのことを指します。
有名どころでいえば、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の田村麻奈実や、『ヒロインたるもの！〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜』の涼海ひよりなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか？
一見、パッとしないヒロインって可愛いの？ と思えてしまいますが、彼女たちの魅せるギャップや飾らない素直な姿にドキっとくる人も多いはず！
そんな芋っぽいヒロインは秋アニメでも豊作！ 彼女たちのキュンときちゃうポイントに迫っていきましょう！
◆ギターを愛する芋ジャージJK『ぼっち・ざ・ろっく！』より後藤ひとり
＜画像引用元：https://bocchi.rocks/story/?id=06 ©はまじあき／芳文社・アニプレックス＞
ピンクの芋ジャージを愛用する後藤ひとりは、引きこもり一歩手前の隠キャ女子です。人と話すときは目を合わせられず、話す前には「あっ」って言ってしまうタイプの彼女は、高校生になっても一人も友達ができず、スマホに届くのは親からのメッセージとクーポンのお知らせのみ。まさに灰色の学生生活を送っているひとりですが、実はプロにも引けを取らないレベルの演奏技術を持つギター女子でもあります。
「みんなからチヤホヤされたい！」という一心で中学の3年間、毎日6時間の練習を続けた彼女は、バンドこそ組めませんでしたが、父に勧められた動画投稿では、人気バンドの弾いてみた動画で有名に。第1話時点で登録者数が3万を超えている人気投稿者にもなっています。
ドラム女子・伊地知虹夏に誘われ、加入することになったバンド「結束バンド」では、人と合わせる演奏に慣れておらず、虹夏やベースの山田リョウに下手くそだと思われていました。しかし第5話のBパート、ライブシーンでは気持ちの変化から若干の覚醒を魅せ、彼女の演奏レベルにみんなは驚きの表情を見せていました。視聴者の間でも、ひとりの覚醒とライブシーンをフル作画という力の入れように、Twitterを始めとするSNS上で話題に！ 芋ジャージのヒロインがこれほどかっこよく見える日が来るとは思いませんでした。要チェックですよ！
平均3ヶ月に1度は仕事の関係で引っ越しを行う住所不安定ライター。夏は海辺、冬は雪山で過ごしつつ執筆を行なっている。好きなものはアニメと音楽と旅。好きな曲を流しながらのドライブと、全国各地のカフェ巡りやアニメの聖地巡礼が趣味。大手出版社のアウトドアメディアでも原稿を執筆中。
