AV業界を舞台にした青春群像劇『ピーチクアワビ』(漫画アクション連載中/発行:双葉社)の第1巻が本日2月27日(土)に発売された。それに伴い、著者・岩田ユキさんと現役の人気 AV女優として活躍する紗倉まなさんの対談が「コミックナタリー」にて公開された。
<写真撮影:ヨシダヤスシ>
『ピーチクアワビ』は、新人映画監督の望月キナコが自身の作品が酷評を受け挫折を経験するものの、スカウトをきっかけにAV業界へ飛び込み、 R18 の世界で奮闘する物語。AVの制作側が題材になっている異色の作品。
AV といってもエロのかわいらしい部分が印象的で、主人公・キナコが壁にぶち当たりながらももがく姿に勇気づけられる。
映画監督の経歴も持つ岩田ユキさんと、小説の執筆も手掛ける紗倉まなさんの対談では AV制作のリアルな話、作品を世に送る立場としての悩みなど、普段は聞くことのできない興味深い内容となっている。
対談記事は以下のURLよりチェックできる。また、記事では第2話までの試し読みも可能だ。
▼「ピーチクアワビ」特集 岩田ユキ×紗倉まな対談
https://natalie.mu/comic/pp/peechikuawabi
◆プロフィール
■岩田ユキ(イワタユキ)
静岡県生まれ。
キャラクターデザイナー、イラストレーター、映画監督、マンガ家と多彩な顔を持つ。2000 年に映像制作を始めると、多くのインディーズ映画祭で賞を受賞。バンド・空気公団のミュージックビデオも手がけた。
2005 年、オムニバス映画「ヘアスタイル」の一編「おさげの本棚」で商業映画デビュー。その後の主な監督作に 2007 年公開の映画「檸檬のころ」、2011 年公開の「指輪をはめたい」がある。マンガ家としては2018 年に「おナスにのって」が双葉社の第 13 回カミカゼ賞にて佳作を受賞、2019 年に「悪者のすべて」が小学館の第 84 回新人コミック大賞に入選(青年部門)。
2020 年、漫画アクション(双葉社)で AV 業界を舞台にした青春群像劇「ピーチクアワビ」の連載をスタートさせる。同作は岩田が、2006 年から 2007 年にかけてマンガ・エロティクス・エフ(太田出版)で連載された渡辺ペコ「キナコタイフーン」に、はと実鶴名義でストーリー原案として協力・発表したものを、改稿・改題した作品となっている。
■紗倉まな(サクラマナ)
1993 年 3 月 23 日、千葉県生まれ。
2012 年、工業高等専門学校在学中に SOD クリエイトの専属女優として AV デビュー、その後も第一線で多数の作品に出演する傍ら、女優、タレント、歌手としても活躍する。また作家としても才能を発揮し、2016 年に発表した初めての小説「最低。」がベストセラー小説に。同作は 2017 年に映画化、マンガ化を果たしている。
2020 年には 3 作目の小説となる「春、死なん」を上梓した。
自称 “えろ屋”。
◆作品情報
■『ピーチクアワビ』(双葉社)
著者:岩田ユキ
第1巻 2021年2月27日発売!
© 岩田ユキ / 双葉社