〈※この記事には、第1話のネタバレが少し登場します。ご注意ください〉
2021年1月8日から放送がスタートしたオリジナルアニメ『バック・アロウ』。
監督に『コードギアス 反逆のルルーシュ』の谷口悟朗氏、シリーズ構成・全話脚本に『天元突破グレンラガン』の中島かずき氏と、製作スタッフに詳しい方なら名前を聞いただけで期待してしまいますよね。
気になる作品の内容ですが、これが最高にキモチイイ熱血アニメ!
中島氏による爽快感のある脚本を谷口氏が魅力的に仕上げており、終始明るく楽しく気持ちよく観ることができます。
ここでは、『バック・アロウ』の見どころを紹介。今季、どのアニメを観ようかお悩みの方はぜひ参考にしてください。
◆舞台は壁の中の世界! 戦記モノ? それともロボットアニメ?
<画像引用元:https://back-arrow.com/story/?id=01 より引用掲載 ©谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会>
本作の舞台となるのは「リンガリンド」という壁に囲まれた世界。壁の中が全てであり、壁の外は「ありえない」と言われています。
また、壁の中は大きく、中国風の「レッカ凱帝国」と中世風の「リュート卿和国」に分けられています。
この設定を聞くと、戦記モノのイメージが湧くのではないでしょうか。
しかし、そこに現れるのは「ブライハイト」という巨大パワードスーツのような存在。さらに、未来的なメカも多く扱っているため、人によってはロボットアニメという印象を受けるかもしれません。
一見アンバランスな組み合わせに見えますが、これが意外とイイカンジ。戦記モノの雰囲気にメカを積極的に登場させることにより、斬新な世界観を創り上げています。
〈※この先、第1話のネタバレが少し登場します。ご注意ください〉
◆第1話のタイトルが「飛んできた男にパンツはあるか」という清々しさ
<画像引用元:https://back-arrow.com/story/?id=01 より引用掲載 ©谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会>
まず、本作で最初に説明したいのは、第1話のタイトルが「飛んできた男にパンツはあるか」だということです。ある種の清々しさを感じるタイトルですよね。
そして、気になる物語はというと、飛んできた男にパンツはありませんでした。
途中パンツがありそうになったのですが、1話終了時点ではパンツは無かったのです。
読んだ方の頭に「!?」が浮かびそうですが、このタイトル、キッチリ中身を表しております。
『天元突破グレンラガン』を観ていた方は、タイトルに既視感があるかもしれません。『天元突破グレンラガン』の第1話タイトルは「お前のドリルで天を突け!」だったため、本作でも中島氏の作風を感じるタイトルに安心した方もいると思います。
この勢いのあるタイトルに中身が負けてないのが本作のスゴイところ。OPからEDまで、清々しさ全開で駆け抜けるアニメです。
◆熱血漢で底抜けに明るい! 主人公・バックアロウの前向きさがキモチイイ
<画像引用元:https://back-arrow.com/story/?id=01 より引用掲載 ©谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会>
本作の主人公は、タイトル名と同じバック・アロウという青年です。
壁の中が全ての世界において「壁の外から来た」と話す記憶喪失の男で、壁の外から来たこと以外は一切が不明です。
しかし彼は、記憶が無いことを一切気に留めず「壁の外へ帰る!」と、あっけらかんと言い放ちます。
普通は戸惑いそうなものですが、持ち前の明るさで細かいことは気にしないのです!
そして、困った人がいれば、理由はともあれとにかく助ける義理と人情の持ち主でもあります。
バック・アロウは親しみやすい熱血漢! 見ていてキモチイイ主人公です。
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◆互いの信念をぶつけ合う「ブライハイト」のバトルが熱い!
本作の最大の見どころは「ブライハイト」同士のバトル!
腕に「バインドワッパー」というリングをはめることで変身するのですが、変身に関するルールが熱いのです。
そのルールとは、ブライハイトは変身した者の「信念」を具現化するというもの。
例えば、第1話で登場したブライハイト・リュージュは、アタリーという少女の「とりあえずやり過ごす」という信念を具現化したため、攻撃を回避しやすい能力を持っています。
一方で、アタリーと戦った賞金稼ぎの信念は「逃げる相手は容赦しない」。相手が逃げれば逃げるほど強くなるという能力です。
つまりブライハイトの強さは「気持ちの持ちよう」。信念が強ければ強いほど、ブライハイトも強くなるのです。
これほど熱血主人公と相性のいい設定もなかなかありません。果たして熱血漢のバック・アロウがどんなブライハイトに変身するのか。彼の熱血ぶりから目が離せません。
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◆疲れたときこそ『バック・アロウ』の視聴がオススメ!
記憶喪失、底抜けの明るさ、義理と人情の熱血漢。
『バック・アロウ』は「主人公=ヒーロー」の構図をストレートに描いた最高にキモチイイアニメです。
ちょっと疲れたとき、凹んでいるとき、モヤっているとき、そんなときにこそ本作がオススメ。観れば気持ちが上向きになるような、そんな明るさが本作にはあります。
とにもかくにも、まずは第1話をご覧ください。近年まれに見る気持ち良さがあなたを待っているハズです!
〈Edit&Text/からすけ〉
©谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会