ボーイズラブ(BL)というジャンルの漫画やアニメ、小説などは、まだまだ世間で人気が衰えることがありません。ボーイズラブ、それは、男性同士の恋愛を取り扱った作品のことを指し、そういった作品を好む女性のことを「腐女子」と呼ばれることは皆様既にご存知かと思います。 

 では、なぜ腐女子の方はそんなにもボーイズラブというジャンルの作品を好むのでしょうか? なぜ、“男女の恋愛”ではなく“男性同士の恋愛”である必要があるのでしょうか? 本記事ではそのことについて考えてみたいと思います。

純情ロマンチカ
画像引用元:純情ロマンチカ (あすかコミックスCL-DX) 出版社:角川書店

【考えられる理由その1】恋愛は障害があればあるほど盛り上がるから。

 まず考えられる理由としてはこれが挙げられますね。

  男女の恋愛でも、「親の反対」や「身分」などといった障害はありますが、男性同士となると、その障害の数はさらに多くなります。性別という、大きな壁があり、それを乗り越えて結ばれるふたり。たまらないですね。

【考えられる理由その2】男女の恋愛だと、ヒロイン側に嫉妬してしまうから。

 次に思いつく理由としてはこれが挙げられます。

 素敵な男性に愛されるヒロインに、思わず嫉妬してしまう女性って多いと思うのです。そこで「大好きな○○くんが他の女に取られるくらいなら、男同士でくっついてもらったほうがいい」という発想になります。なぜか、男性同士なら許容できてしまうのが不思議なところですよね。

【考えられる理由その3】男女の恋愛だと、「妊娠」「生理」などといったリスクを考えてしまうから。

 3つめの考えられる理由としては、これが挙げられますね。

 生々しい話になって申し訳ありませんが、男女の恋愛の場合、いわゆる“愛の行為”をするとどうしても「妊娠」という大きなリスクがつきまといます。女性側からみるとどうしてもこのリスクが、頭をよぎってしまって思い切っては楽しめないのです。

 しかし、男性同士の場合はどうでしょう。妊娠の心配もなければ、生理もありませんね。ゆえに、安心して見ることができるのです。

【考えられる理由その4】単に男好きだからである。

 4つめの考えられる理由として、「単に男好きだからである」というのはどうでしょうか。この理由が本当であるならば、BL作品のイケメン同士が絡んでいるシーンは、お得感があると思います。

【考えられる理由その5】男性を攻めたい願望があるから。

 5つめの考えられる理由は、「男性を攻めたい願望があるから」というのはどうでしょうか。

 男女ものですと、どうしても女性側が受身になってしまいがちです。そして男性は必然的に攻める側になる。

 それに対して、男性同士の恋愛の場合、男女ものではなかなか見ることのできなかった、「男性が攻められている姿」を見ることができるのです。男女ものの恋愛ではなかなか見ることのできない、男性同士ならではの、男性の表情などがたまらないのではないかと思います。

 

――いかがでしたでしょうか。上記に挙げたものはあくまでも例として受け止めていただければ幸いです。もちろん、上記に挙げた他にも様々な理由があることでしょう。

 ただはっきり言えることは、「理由は人それぞれ異なる」ということです。

 これまでBL作品に触れたことがないという方も、もしよかったらこの機会に触れてみてください。意外とハマるかもしれませんよ。

 BL作品として有名どころといえば、漫画の『純情ロマンチカ』『抱かれたい男1位に脅されています』『ヤリチン☆ビッチ部』『SUPER LOVERS』LOVE STAGE!!などが挙げられます。これらの作品は全てアニメ化していますので、アニメのほうからチェックしてみるのも良いかもしれません。

(Edit&Text/harupon)

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