映画『ぼくらのよあけ』スペシャル舞台挨拶が都内で行われ、藤原夏海さん(岸真悟役)、岡本信彦さん(田所銀之介役)、花澤香菜さん(沢渡はるか役)が登壇、花澤さんは子どものころネタ帳を作っていて、それを友だちの前で発表していたことが黒歴史だと明かした。
イベントでは、映画のエピソードにそったお題が出され、子どものころに夢中になったことというお題のとき、花澤さんは、ネタ帳を書いていたことを少し恥ずかしそうに語っていた。
「面白そうなできごととかをまとめて、なぜかブランコに人を集めて発表するっていうのをやっていました」
と花澤さん。そして彼女は、
「自分のネタ帳に書いてあるエピソードの中から抜粋して、集めた友だちの前で発表する会をやっていました。本当に黒歴史です(笑)。そのとき集めた友だちたちには、本当に思い出してほしくないです」
ちょっと恥ずかしそうに話した。
また『ぼくらのよあけ』の舞台となった2049年には、家事などをしてくれる家庭用お手伝いロボットの沢ナナコ(CV:悠木碧)というキャラクターが登場する。それにちなんで「苦手な家事は?」というお題が登壇者に投げかけられ、花澤さんは、先日、家にイモムシが出たと語りだす。
「たぶん、お花とかもらったときに、くっついてきたんでしょうね。そのとき、一人でこのまま放っておくわけにはいかないと思って、袋をパサってかぶせて、そっとクルクルとして捨てました」
と花澤さん。その言葉からは、彼女の優しさが垣間見えた。
「そういう一人のときにナナコみたいなロボットがほしいですよね」
と藤原さんが言うと、花澤さんは大きくうなずき、会場は温かい空気に包まれた。
映画『ぼくらのよあけ』は、全国の劇場で絶賛公開中だ。
〈取材・文・撮影/水野ウバ高輝〉
◆映画情報
絶賛公開中!
▼STORY
「頼みがある。私が宇宙に帰るのを⼿伝ってもらえないだろうか?」
⻄暦2049年、夏。阿佐ヶ⾕団地に住んでいる⼩学 4 年⽣の沢渡悠真は、間もなく地球に⼤接近するという“SHⅢ・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。
そんな時、沢渡家の⼈⼯知能搭載型家庭⽤オートボット・ナナコが未知の存在にハッキングされた。
「⼆⽉の黎明号」と名乗る宇宙から来たその存在は、2022 年に地球に降下した際、⼤気圏突⼊時のトラブルで故障、悠真たちが住む団地の 1 棟に擬態して休眠していたという。
その夏、⼦どもたちの極秘ミッションが始まった―
▼キャスト
- 杉咲 花(沢渡悠真役)
- 悠木 碧(ナナコ役)
- 藤原夏海(岸 真悟役)
- 岡本信彦(田所銀之介役)
- 水瀬いのり(河合花香役)
- 戸松 遥(岸 わこ役)
- 花澤香菜(沢渡はるか役)
- 細谷佳正(沢渡 遼役)
- 津田健次郎(河合義達役)
- 横澤夏子(岸 みふゆ役)
- 朴 璐美(二月の黎明号役)
▼スタッフ
- 原作:今井哲也「ぼくらのよあけ」(講談社「月刊アフタヌーン」刊)
- 監督:黒川智之
- 脚本:佐藤 大
- アニメーションキャラクター原案・コンセプトデザイン:pomodorosa
- アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:吉田隆彦
- 虹の根デザイン:みっちぇ
- 音楽:横山 克
- アニメーション制作:ゼロジー
- 配給:ギャガ/エイベックス・ピクチャーズ
▼公式サイト
▼公式 Twitter
https://twitter.com/bokura_no_yoake
▼この記事を書いたライター 《水野ウバ高輝》 Web/雑誌編集者・ライター。メンズファッション雑誌『411(フォー・ダブワン)』編集部(外部編集者)を経て、『週刊SPA!』のWeb版『日刊SPA!』など複数のメディアにライターとして記事を寄稿。中島らも、西原理恵子、大森靖子、戸川純に傾倒し、暗黒の20代を過ごす。『Yahoo!ニュース』に掲載された執筆記事のコメント欄に「水野高輝キモい」と名指しで書かれたことも。共著に『超解読 ジョジョリオン 杜王町の奇妙な考察』(出版社:三才ブックス)がある。水野ウバ名義でギタリストとしても活動中。⇒RunKillYou 音源(AppleMusic) ⇒coli-ori 音源(AppleMusic)