<この記事には原作・TVアニメ『僕の心のヤバいやつ』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
2期の放送が始まった『僕の心のヤバイやつ』は、市川の目線で描かれているため、いつ山田が市川を好きになったのかはっきりしていません。
作者の桜井のりお氏は、この漫画の2巻のあとがきで「人を好きになった時とその気持ちに気づいた時、初恋にはタイムラグがある」と語っていましたが、いつ山田は市川を好きになり、いつ自覚したのでしょうか?
市川に「興味を抱いたとき」「惹かれ始めたとき」「自覚したとき」の3つのタイミングに分けて考察していきましょう。
◆市川に興味を抱いたのは「彼を面白い人物」だと認識したとき
山田が市川に興味を抱いたのは、原作第1巻「Karte.6 僕は嫌だ」で、彼女が彼を面白い人物と認識したときだと考えられます。
この話では、先輩からしつこくLINEを聞かれている山田を助けるために、市川が自分の自転車を投げて2人の気を逸らせました。
山田は市川が自転車を投げた理由に気づかず、思わず「なんで!?」と聞き、彼はとっさに「アクセルとブレーキ間違えて」と答えます。彼女は返答を聞いて大笑いし、笑い泣きながら「市川って面白いね」と言いました。
この一連の流れから山田は市川を面白い人物だと認識したようですが、なぜ面白いからといって興味を抱くのでしょうか。それは、彼女のタイプが「面白い人」だからです。
第8巻で描かれた修学旅行編では、山田がいる女子部屋で恋バナをしており、彼女は好きなタイプを聞かれ、「おもしろい人!」と答えていました。そのときに友達が「それずっと言ってるよな」と言っていたことから、山田の好きなタイプは前から「おもしろい人」だったのでしょう。
また、山田は先輩にLINEを聞かれた際、「山田さんって意外と面白いよね」と言われた時に喜んでいました。
その後、彼女は「友達にいつもつまんないって言われるんですよ」と言っていたことから、つまらない自分を気にしていて面白い人に憧れているのかもしれません。
このことから、彼女は彼を面白いと認識したときに、彼へ興味を抱いたと考えられるでしょう。