<この記事には原作・TVアニメ『僕の心のヤバいやつ』のネタバレが含まれます。ご注意ください。>
TVアニメ『僕の心のヤバイやつ』2期は、両片思いの市川と山田の姿が描かれていますが、実はほかにも1期の頃から変化した「とある関係」が描かれています。
1期と比べ、どのような関係が変化したのでしょうか。
◆1期は市川と山田を中心に関係の変化を描いていた
まずは、どんな関係が変化したのかより分かるように、1期の内容を振り返っていきましょう。
1期では主に市川と山田の関係の変化を描いています。
市川は山田に殺意を抱いているところから始まり、彼は「【karte3】僕は抱きしめたい」で彼女へ抱いていた殺意が好意であることに気づきました。
一方、山田は飲みたいと言っていたミルクティーを市川からもらったことで彼を意識し始め、明確にいつかは分かりませんが、好意を抱くようになります。
おたがいへの好意を自覚した後は、お見舞いやクリスマス、お正月などのイベントを終え、2人は距離を縮めていきました。
このように1期は2人の関係の変化を中心に描いており、まさにラブコメのジャンルにふさわしいテイストだったでしょう。
しかし、1期「【karte11】僕らは少し似ている」では、とある関係の変化の片鱗がうかがえます。
この話では市川が山田をナンパした南条ことナンパイに会い、ファミレスに連れて行かれました。
そこには山田の友人である萌子がいましたが、彼女は市川と同じクラスなのにも関わらず他人のフリをします。
ナンパイは市川と2人きりになったところで、山田のLINEを教えてほしいと言いますが、市川はこれを拒否。
ナンパイから理由を聞かれると、彼は「ありません。俺が嫌だからです」と、毅然と答えました。そこへ陰から様子を見ていた萌子が登場し、市川へ送ってほしいとお願いします。
ナンパイは自分が行こうかと言いますが、彼女は断って「うちら友達なんで」と、市川を友達だと言ったのです。