◆カブトムシの「てちてちっ……」と歩く姿にキュンキュン!

©ナガノ/ちいかわ製作委員会

<画像引用元:『ちいかわ』アニメ公式Twitter(@anime_chiikawa)より ©ナガノ/ちいかわ製作委員会>

 急に現れたカブトムシに恐怖を感じながら、さすまたに手を伸ばそうとするちいかわに「てちてちッ」と、かわいい足音を響かせながら距離を縮めてきたカブトムシ。

 涙を流しながらもちいかわは洞窟の中で「やわらかくてモチモチだッ」と、ハチワレが言っていた言葉を思い出します。まだ少し恐怖心を感じながらも震える手でゆっくりとカブトムシに触れるとハチワレの言葉の通り「むにっっっ」と、モチモチ感を感じられたちいかわ。

 すると……カブトムシから「ぴたっっ」と、ちいかわにくっついて来たのでした。そんなカブトムシのかわいさに驚きつつも、いつも守られることが多かったちいかわに守りたい気持ちが生まれたのかもしれません。

 そして洞窟の中で「甘めの卵焼きみたいな匂いだよッ」と言ったハチワレの言葉を思い出すと、くっついたままカブトムシの匂いを嗅ぐちいかわ。ハチワレが言った言葉に「本当だッ」と、うなずくように小さなカブトムシにぎゅっとしながら、かわいい笑顔を見せてくれたちいかわなのでした。

 YouTubeでは、

「驚くシーンがめちゃくちゃ可愛くて何回も見ちゃう。ちいかわは警戒心は強いけど一回気を許した存在はとことん大事にするところが好き」

「ちいかわの恐怖から母性愛に変わった瞬間の表情がかわいい」

「ちいかぶがちいかわに甘えてくるのかわいい」

「駆け寄って抱きついてくるかぶ、かわいすぎて泣いてる」

 2人が触れ合うシーンに癒されたファンがたくさんコメントを残していました。

 

 ──普段からさまざまな場面で守られることが多いちいかわは、周りが向けてくれる温かさであったり優しさなど、いつも受け取っていたのでしょう。始めは分からない存在であったものの、カブトムシと触れ合ったことで「小さな子は守らなければいけない!」という気持ちが生まれたのかもしれません。

 こうした気持ちの変化こそちいかわが成長している証拠となり、守られてばかりではなく守れる強さを持っていたいという強い気持ちの現れとなるはずです。

〈文/柳瀬蓮 @_prince0807_

《柳瀬蓮》

元キャバ嬢ライター。脚本、エッセイ、アニメ以外では主にスピリチュアルや恋愛について、さまざまなメディアで執筆中。赤髪やピアスで派手な見た目をしているものの中身はふわふわしている人。誰かを傷つけてしまわないような記事を心がけています◎。10年の夜職経験を生かし『アニギャラ☆REW』では「アニメで学ぶ恋愛術」を連載中。

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