◆突然の「カブトムシの変化」に驚きを隠せないちいかわ
<画像引用元:『ちいかわ』アニメ公式Twitter(@anime_chiikawa)より ©ナガノ/ちいかわ製作委員会>
お家に帰ってきたちいかわは、赤ちゃんの歯を確認するかのようにカブトムシの頬をむにっと広げます。カブトムシのギザギザの歯を見つめながら「チクッとしただけだから平気だよッ」というハチワレの言葉を思い出すちいかわ。
自分が育てている子が大切な友達にケガをさせてしまったことで、申し訳なさを強く感じているのでしょう。今までまったく危険を感じなかったことで「急にどうしたんだろう……」などと、ちいかわも感じているのかもしれません。
そんなカブトムシを1人にしておくことが少し心配な様子のちいかわは、少し心配そうな表情を見せながらも、さすまたを手にして討伐に出かけます。ですが、ちいかわの心配を気にすることがないようにいつも通りに見送るカブトムシ。
泣きながらも「ヤァーーーッ!」と、討伐を頑張るちいかわは少し気持ち悪さを感じるような音が聞こえると、無事に敵を倒すことができた様子。敵が倒れて動かないことを確かめると、ようやく安心できたちいかわでした。
— ちいかわ💫アニメ火金 (@ngnchiikawa) March 22, 2021
すると、どこからともなく突然にも現れたカブトムシに「えッ!? えええ!?」と驚いていると、いまちいかわが倒した敵に近づき……迷うことなく食べ始めたのです。そんなカブトムシに「嘘……」と、なんとも言えない表情を見せてくれたちいかわなのでした。
そんな敵を食べてしまったカブトムシにYouTubeでは、
「少しずつ本性見せてくる展開好き」
「檻に入っていた意味がだんだん分かってくる展開好き」
「怪物の足だけ残して食べきるの、リアルすぎて怖すぎて泣いちゃう」
「徐々にとかいうレベルじゃなく本性見せてきて」
「危険を察するのは敏感なちいかわ、ちいかわが討伐したものを食べてしまうちいかぶに危険を感じているみたい……」
原作を知っているファンはこのようなコメントを残していました。
──自分が深い愛情を持って育ててきた子に突然大きな変化が現れてしまうと驚きはもちろん、心配をしてしまうもの。特にちいかわは大切に大切にカブトムシを育てており、前回のようにちいかわからも寄り添う温かな想いを感じられたため、その分とてもとまどいが大きかったはずです。
倒した敵をカブトムシが食べてしまったことでちいかわの中には、不信感が生まれてしまったでしょう。そんなカブトムシの中に感じる凶暴な部分とどのように向き合い、さらに距離を縮めて関係を築いていくのかも、このエピソードの注目ポイントでしょう。
〈文/柳瀬蓮 @_prince0807_〉
元キャバ嬢ライター。脚本、エッセイ、アニメ以外では主にスピリチュアルや恋愛について、さまざまなメディアで執筆中。赤髪やピアスで派手な見た目をしているものの中身はふわふわしている人。誰かを傷つけてしまわないような記事を心がけています◎。10年の夜職経験を生かし『アニギャラ☆REW』では「アニメで学ぶ恋愛術」を連載中。