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 アニメが放送される前のキービジュアルやPVなどで、ひときわ目を引くキャラクターを主人公と思ってしまいがちですが、実はその人物が主人公ではなく、主人公は別にいたというケースがあります。

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◆え、主人公じゃなかったの? 驚きを与えた2人のキャラ

 広江礼威先生原作の『BLACK LAGOON』は、ヒロインの「レヴィ」ことレベッカ・リーがメディア展開でフォーカスされることが多いため、主人公だと思われがちです。

 実際の主人公は「ロック」こと岡島緑郎という青年で、レヴィも作中で多く活躍することから、ファンの間では「W主人公と言っても差し支えないのではないか?」ともいわれています。

 また、同作の主人公が男性ではないと誤解されている理由として、レヴィがコミックス第1巻の表紙を飾っていることと、ほかの女性キャラたちが表紙に選ばれる場合が多いことが考えられます。

 ちなみに2010年出版の『サンデーGX10月号では、『名探偵コナン』の原作者・青山剛昌先生がレヴィのピンナップを描き、話題となりました。

 また、大友克洋先生原作の『AKIRA』は、タイトルが人名とも取れるためか、「AKIRA」という人物が主人公だと思われがちで、なおかつ実際の主人公・金田正太郎のことを「AKIRA」だと勘違いしている人も一定数いるのだとか。

 もちろんコミックスをしっかり読めば誤解はすぐに解けますが、もう一人の主人公・島鉄雄も「AKIRA」だと思われることが多く、その理由はコミックスや劇場版などのキービジュアルで彼らが大きく描かれているからかもしれません。

 ちなみに「AKIRA」とは同作の鍵を握る「アキラ」という少年のことで、「28号」とも呼ばれています。

 

 ──メディア展開などの戦略により、主人公がメインヒロインの影に隠れてしまうことはよくあります。今、夢中になって観ているアニメのメインキャラクター……実は主人公ではなく、名脇役キャラかもしれませんよ。

〈文/相模玲司〉

《相模玲司》

大学卒業後、編集プロダクションに入社。メンズファッショ誌の編集に従事したのち、フリーランスの編集・ライターとして独立。アニメ・漫画関連のムック本の制作や、週刊誌のWeb版の取材記事の作成に携わる。

 

※サムネイル画像:Amazonより 『「ブラック・ラグーン」第2巻(出版社:小学館)』

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