クワトロ、五条悟、ほかには……　カッコよすぎるサングラスキャラたち　きょう6月27日は「サングラスの日」

　きょう6月27日は、海外では「サングラスの日」(National Sunglasses Day)とされています。

　この日は紫外線の危険性について啓蒙し、目を守るためにサングラスの重要性を認識することを目的として制定されました。

　漫画やアニメのキャラクターにもサングラスを着用しているキャラクターは多く存在し、そのあまりの人気ぶりにサングラスが公式グッズ化するケースもあるようです。

◆クワトロ・バジーナ──『機動戦士Zガンダム』

　『機動戦士Zガンダム』のクワトロ・バジーナ。彼の正体は、一年戦争でアムロと対等に争ったシャア・アズナブルであることは、物語冒頭から多くのファンが知るところでした。

　実際、第1話からクワトロとして登場するにもかかわらず、EDのスタッフロールには、シャア・アズナブルの名が記載されており、当初からネタバレ全開だったのです。

　クワトロはブレックス亡きあと、所属するエゥーゴの指導者となり、ダカールでの演説では多くの人々の心を動かしました。

　しかし、最終決戦ではハマーン・カーンの乗るキュベレイとシロッコの駆るジ・Oと三つ巴の激戦を繰り広げた末に行方不明に。続編にあたる『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、再びシャア・アズナブルを名乗り、ネオ・ジオンの総帥としてアムロとの決戦に臨みました。

　2023年にはスポーツサングラスブランド「SWANS」を展開する山本光学株式会社が、クワトロ・バジーナモデルのサングラスを発売。紫外線の透過率が0.1％未満で、耐衝撃性に優れるポリカーボネイト素材が使用されるなど、その高い機能性も話題となりました。

　通常、キャラクター着用アイテムのグッズ化は、原作やアニメの描写に忠実なデザインが多い中、このサングラスは「シルバーミラー×スモークカラー」と「ゴールドミラー×スモークカラー」の2色が展開され、ファンが自分に似合うものを選べる工夫がされていました。

◆五条悟──『呪術廻戦』

　『呪術廻戦』の特級呪術師・五条悟は、「六眼(りくがん)」と呼ばれる特殊な目の持ち主です。

　彼は戦闘時以外、常に布やサングラスで目隠し状態となっていますが、サーモグラフィーのように周囲は見えているとのこと。

　「六眼」の能力は常に発動されているため、そのまま過ごしていると膨大な情報が入ってきて脳が疲労してしまいます。それを防ぐためにも、五条はサングラスやアイマスク、包帯などを着用しています。

　五条悟モデルのサングラスも公式グッズとして販売されており、「式神使いは術師本人を叩きな」というセリフ付きのメガネ拭きと専用ケースがセットとなっています。

◆亀仙人──『ドラゴンボール』シリーズ

　『ドラゴンボール』シリーズの亀仙人は、孫悟空やクリリンの師匠であり、「武天老師(むてんろうし)」と呼ばれるほどの武術の達人でした。

　非常に女好きでキレイな女性には目がない一面がある一方で、武術家としては多くのキャラクターから尊敬され、人望が厚い人物でもあります。

　時にはアロハシャツを着用して赤い縁のサングラスをかけるなど、およそ「仙人」とは思えないような風貌でありながら、戦闘時の強さは本物。

　弟子が自分を超えたと認め、戦いの第一線から退いたと思われていた亀仙人でしたが、『ドラゴンボール超』の「宇宙サバイバル編」では、第7宇宙の代表選手の一人として選ばれました。「力の大会」では苦戦したものの、MAXかめはめ波を撃ちガノスに勝利するなど、カッコ良さを見せつけています。

　ちなみに、亀仙人が着用している赤い縁のサングラスも公式グッズとして発売されており、原作にかなり忠実な形で再現されています。

◆美堂蛮──『GetBackers-奪還屋』

　『GetBackers-奪還屋-』の主人公の一人・美堂蛮は正当な魔女の血を引く人物で、常に紫色の丸サングラスをかけています。

　彼がサングラスをかけている理由は、祖母から引き継いだ「邪眼」の暴発を防ぐためでした。

　この「邪眼」は、人間や動物を問わず相手に幻影を見せることができ、24時間以内に3回まで使えます。

　瞬きをしなければ同時に複数人にかけることもできますが、基本的に同じ人間には一度しか使えず、この制約を破ると世界から消滅し、他者の記憶からも自分が完全に消滅するという恐ろしい能力です。

　蛮は最終章で邪眼を4回使っていたことが発覚。存在が消えかける前に宿敵Dr.ジャッカルこと赤屍蔵人との因縁にケリをつけます。赤屍に勝利した蛮でしたが、彼の存在は消滅寸前でした。しかし、赤屍の計らいによって仮死状態となり、存在が完全に消滅するのを免れることができました。

　蛮は、相棒の天野銀次と並んで女性人気が非常に高く、TVアニメが放送されていた当時、多くのイラストがネット掲示板に投稿されたり、蛮と銀次を絡めた同人誌が多く見受けられたりしました。

　そんな蛮のサングラスも、アニメ人気の影響で公式グッズとしてアニメ専門店などで販売されていました。

　──7月が近づき、いよいよ夏本番を迎えようとしています。そんなときに役立つのがサングラスです。きょうが「サングラスの日」であることや、お気に入りのサングラスキャラのことを思い出し、仕事や学校帰りに雑貨屋でサングラスを手に入れ、夏のコーデに取り入れてみるのはいかがでしょうか。

〈文/花束ひよこ　編集/乙矢礼司〉