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 セル戦でも魔人ブウ戦でもオイシイところだけを持っていき、物語後半から登場したにもかかわらず、読者に強烈なインパクトを残したミスター・サタン。そんなサタンには、原作では語られなかったウラ設定がたくさんあります。

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◆ミスター・サタンはウラ設定がてんこ盛り!

 ミスター・サタンの初登場時、「どうせチョイ役だろう」と思った人は多いのではないでしょうか? しかし結果的に、随所で活躍のシーンが描かれ、最終的に主人公の孫悟空と親戚同士になる重要な脇役となりました。

 そんなサタンですが、判明しているキャラクターの中では、意外にも天下一武道会で最多の優勝回数を誇っています。そして2009年4月出版の『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』(出版社:集英社)によると、エイジ736生まれであり、実はクリリンと同い年だったことが判明します。

 さらに、本書の「マンガ『DRAGON BALL』の真実 〜トリヤマはこう考えていたよスペシャル〜 part2」のコーナーでは、「ミスター・サタン」は格闘家としてのリングネームで、本名は「マーク」であることが明かされています。これは娘のビーデルが「デビル」をもじったのと同じく、「アクマ」が由来となっているそうです。

 さらにサタンの過去にも詳細なウラ設定があることが、『最強ジャンプ2014年6月号』(出版社:集英社)の「一問一答!」というコーナーで明かされています。

 悟空やクリリンと同じように、若いころのサタンにも武道の師匠がいたそうです。しかし、ある日その師匠は、ファンなら誰もが知っているある人物に命を奪われてしまいます。その人物とは、なんとあの「桃白白」でした。

 しかも、師匠とサタンが桃白白の髪型をからかったことが原因で、そのまま返り討ちにあったとか……。お調子者のサタンらしいエピソードですが、サタンは重傷で済んだそうなので、やはり昔から強運の持ち主だったのでしょう。そしてこの一件以降、サタンは正体の分からない相手や強そうな相手とのバトルを避けるようになったそうです。

 

 ──決してメインを張るようなキャラクターではないミスター・サタンですが、ここまで綿密なウラ設定が作り込まれていたのは、さすが鳥山明先生だといえるでしょう。もしかすると、鳥山先生は想像以上にミスター・サタンに思い入れがあったのかもしれません。

〈文/fuku_yoshi〉

《fuku_yoshi》

出版社2社で10年勤め上げた元編集者。男性向けライフスタイル誌やムックを中心に、漫画編集者としても経験を積む。その後独立しフリーライターに。現在は、映画やアニメといったサブカルチャーを中心に記事を執筆する。YouTubeなどの動画投稿サイトで漫画やアニメを扱うチャンネルのシナリオ作成にも協力し、20本以上の再生回数100万回超えの動画作りに貢献。漫画考察の記事では、元編集者の視点を交えながら論理的な繋がりで考察するのが強み。最近では、趣味で小説にも挑戦中。X(旧Twitter)⇒@fukuyoshi5

 

※サムネイル画像:プレミアムバンダイ公式Webサイトより 『「S.H.Figuarts ミスターサタン」 (C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション』

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