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 『ドラゴンボール』のベジータの家族構成はブルマ一家と子供のトランクス、ブラのみと思われがちですが、実は生き別れた弟がいて、それが公式扱いされていることはあまり知られていないかもしれません。

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◆サイヤ人の生き残りは意外と多い?

 2008年9月に行われたイベント「ジャンプスーパーアニメツアー08」で上映されたアニメ『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』。この作品に登場したのが、ベジータの弟「ターブル」です。

 ターブルは戦闘力が低い「非戦闘タイプ」だったため、惑星ベジータが滅亡する前に父・ベジータ王によって辺境の惑星に追いやられていました。そのおかげでフリーザの攻撃から生き延び、サイヤ人の生き残りとなったのです。

 ベジータが誇り高く好戦的な性格であるのに対し、ターブルは物腰が柔らかくていねいな口調が特徴。一人称は「ぼく」で、ベジータのことを「兄さん」と呼びます。悟空に対しても敬語で話しかけるなど、サイヤ人らしからぬ礼儀正しさが見られます。

 イベントで上映されたアニメでは、フリーザ軍の残党アボとカドに追われて地球を訪れ、ベジータに助けを求めるエピソードが描かれています。

 久しぶりの再会でしたが、ベジータは弟に対して冷たい態度。それでもなんだかんだで心配している様子が垣間見えました。

 ちなみにターブルには異星人の妻グレがおり、ベジータはその見た目に驚いて思わず敬語で挨拶してしまうという珍しいシーンもありました。

 名前の由来は兄と合わせて「ベジタブル(野菜)」から。ベジータ+ターブル=ベジタブルという洒落た命名になっています。

 

 ──ターブルは原作漫画には登場しないアニメオリジナルキャラクターですが、原作者・鳥山明先生が考案した公認設定です。その後、劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』や『ドラゴンボール超 ブロリー』でもブルマやベジータの会話で存在が言及されており、正式に公式設定として扱われているようです。

 そのため、今後の『ドラゴンボール』シリーズで、ターブルが再び登場する可能性もゼロではないでしょう。そのときは、兄弟の新たな一面が見られるかもしれません。

〈文/コージ〉

 

※サムネイル画像:Amazonより 『「DRAGON BALL 完全版」第16巻(出版社:集英社)』

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