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 『ドラゴンボール』に登場する格闘技の世界チャンピオン、ミスター・サタン。お調子者で作中最弱だった彼ですが、物語の要所で悟空たちのピンチを救うなど「魔人ブウ編」では多大なる功績を残しました。

 そんなミスター・サタンですが、実は「サタン」という名前は本名ではなく、リングネームだったのです。作者の鳥山明先生が「個人的に最も好きなキャラクター」と語る、彼の意外な本名とはどのようなものなのでしょうか?

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◆鳥山明先生の洒落の効いたサタンの本名

 ミスター・サタンは、鳥山先生が、20093月出版の『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド ストーリー編』(出版社:集英社)で、「個人的に最も好きなキャラクター」だと語るほど、お気に入りのキャラクターだったようです。

 格闘技の世界チャンピオンでもあるミスター・サタンは本名ではなく、実はリングネームとのこと。

 彼の本名は「マーク」であり、鳥山先生は名前の由来について「サタン」を日本語訳にした「悪魔」をもじったものであると明かしています。

 名前は悪魔でも実際のミスター・サタンはかなりお調子者の性格で、常に力自慢を欠かさず、妻を亡くしたあとも女遊びがやめられず、娘のビーデルにあきれられることも……

 ちなみにビーデルは「悪魔」の英語訳である「デビル」をもじった名前であり、のちにビーデルは孫悟飯と結婚したため孫一族とミスター・サタンは親戚となりました。

 

 ──ミスター・サタンの本名からは、鳥山先生の遊び心がうかがえます。また、鳥山先生の「個人的に最も好きなキャラ」というのも、彼の憎めない性格が影響していたのかもしれません。

 お調子者で私生活では娘にあきれられる一面もありますが、そんな彼は「魔人ブウ編」で初期のブウの悪さをやめさせたり、悟空が特大元気玉を作る際、自身の地位を活かして地球人たちに協力をうながしたりして、何度も窮地を救っています。

 その姿は、名前とは裏腹に悟空の言う通り「ホントに世界の救世主」の名前がふさわしいのかもしれません。

〈文/相模玲司〉

《相模玲司》

大学卒業後、編集プロダクションに入社。メンズファッショ誌の編集に従事したのち、フリーランスの編集・ライターとして独立。アニメ・漫画関連のムック本の制作や、週刊誌のWeb版でアイドルの取材記事やサブカルチャー記事の作成に携わる。

 

※サムネイル画像:プレミアムバンダイ公式Webサイトより 『「S.H.Figuarts ミスターサタン」 (C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション』

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