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 今でこそ、有名なアニメーション会社となっているスタジオジブリ。改めて考えると不思議な名前の会社です。ジブリという単語をスタジオの名前以外で聞くことはほとんどないですが、この名前には、どのような意味が込められているのでしょうか?

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◆スタジオジブリの名前やマークはこうして生まれた

 スタジオジブリの公式WebサイトにはQ&Aのコーナーがあり、そこでジブリという名前の由来が明かされています。

 ジブリの綴りは“GHIBLI”であり、イタリア語で“サハラ砂漠に吹く熱風”という意味の言葉だそうです。

 第二次世界大戦中に使用されたイタリアの軍用偵察機の名前にもなっていて、飛行機マニアである宮崎駿監督が、アニメーション界に熱風を起こそうという思いを込めてネーミングされたそうです。

 イタリアや飛行機という共通点では過去には映画『紅の豚』といった作品を製作していたことを思い出しますし、熱風といえばスタジオジブリが毎月発行している小冊子のタイトルにもなっています。実はジブリを取り巻く、さまざまなところにその社名とのつながりも発見できます。

 今でこそ長く続く会社となっていますが、設立された1985年当初はまだまだジブリは今のように有名ではありませんでした。当時ジブリで制作進行を担当していた木原浩勝さんは講談社から2016年に10月に出版された自著『もう一つの「バルス」』で設立当時を振り返り、宮崎監督が「この作品が失敗したら、次回作はありません。」と述べていたことを振り返っています。

 それほど映画一本に会社の存亡が掛かっている状況で『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』、『火垂るの墓』といった初期の作品を作っていったのがスタジオジブリです。

 このころのジブリは独立採算制で映画の製作が決定し、それに対して予算が出ないと会社の維持は難しい状態だったそうです。

 そんな中、公開から2年も経っていながら発売されたぬいぐるみが大ヒットするなど、“トトロ”の商品のおかげで製作費の補填が可能になったことがスタジオジブリの公式Webサイトの「スタジオジブリの歴史」の項目では書かれています。それ以降は会社のロゴマークも、あの見慣れたトトロのイラストを使うようになっていったそうです。

 

 ──今では当たり前のジブリという名前やロゴマークといったところにも、思いや歴史が詰まっているワケです。

 きょう1月2日に『金曜ロードショー』で放送される『千と千尋の神隠し』もスタジオジブリの名前の由来のとおり、映画史上、熱風を起こした作品といえます。

〈文/ネジムラ89〉

《ネジムラ89》

アニメ映画ライター。『FILMAGA』、『めるも』、『リアルサウンド映画部』、『映画ひとっとび』、『ムービーナーズ』など現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。映画『ミューン 月の守護者の伝説』や映画『ユニコーン・ウォーズ』のパンフレットにライナーノーツを寄稿するなどその活動は多岐にわたる。noteでは『アニメ映画ラブレターマガジン』を配信中。X(旧Twitter)⇒@nejimakikoibumi

 

※サムネイル画像:スタジオジブリ公式Webサイトより 『「となりのトトロ」場面写真 (C)1988 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli』

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