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 『機動戦士ガンダム』にて、シャア・アズナブルの愛機として登場し、シャアザクの愛称で知られたシャア専用ザク。通常のザクの3倍のスピードで、ホワイトベースを襲撃した衝撃の初登場は、45年以上経った今でも語られる名シーンです。そんなシャアザクですが、実は通常のザクより3倍早く飛べるほどの性能は有していないといいます。

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◆シャアザク3倍速の真実──機体性能を超えた驚異の操縦技術

 『機動戦士ガンダム』第2話「ガンダム破壊命令」にて初登場したシャアザク。正式名称は、指揮官用ザクIIS型で、隊長クラスのパイロットのため、機体性能を向上させた機体となっています。

 そんなシャアザクといえば、第2話にて通常のザクの3倍のスピードでホワイトベースに接近してくるシーンが印象的でしょう。しかし、本来揮官用ザクIIS型に、通常のザクの3倍のスピードを発揮できるような推進力は備わっていないのです。

 『機動戦士ガンダムMS大図鑑 (part.1) (ENTERTAINMENT BIBLE 1) 』(発売元:バンダイ、1989年2月1日出版)によると、指揮官用ザクⅡS型の推力は、一般兵が乗るF型の1.3倍程度とされています。つまり、通常のザクと比べても、カタログ上の推力の差は、1.3倍程度しかないのです。

 ではなぜ、シャアザクはホワイトベースに3倍の速度で接近してきたのか? これには、ザクⅡS型だけでなく、シャア独自の高度な操縦テクニックが関係しています。

 OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の映像特典に収録された、「宇宙世紀小話」における「パイロット編1 シャア・アズナブル」によると、シャアは空間戦闘で移動する際、スラスターの噴射と同時に、戦艦の残骸や隕石を踏み台にして、加速度を上げたといいます。

 これにより、シャアは機体の燃料効率を良くしながら、機動性を上げていました。つまり、シャアザクが3倍のスピードで動けるのは、機体の驚異的な性能ではなく、シャアの卓越した操縦技術にもたらされたものだったのです。

 ちなみに、『機動戦士ガンダムUC』ではこの設定が活かされ、フル・フロンタルが隕石を足場にして機動力を上げ、ネェル・アーガマに通常の3倍のスピードで接近する描写が描かれていました。

 

 ──シャアザクの脅威的なスピードは、シャアの卓越した技量によって生み出されたもの。あるがままの性能を引き出すだけでなく、自らの技量で限界を超えた性能を見せた姿こそ、シャアが「赤い彗星」と呼ばれた所以なのでしょう。

〈文/北野ダイキ〉

 

※サムネイル画像:バンダイ ホビーサイトより 『「MG 1/100 MS-06S シャア専用ザク Ver.2.0」(C)創通・サンライズ』

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