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 『HUNTER×HUNTER』のクラピカといえば、冷静沈着な性格と、感情が高ぶると瞳が赤くなる「緋の眼」を持つキャラクターとして人気を誇ります。しかし、実は彼のモデルとなったのは人間ではなく、ジブリ映画に登場する“ある巨大な生物”だったのです。

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◆モデルはまさかの「王蟲」 ジブリ映画放送中に明かされた真実

 『HUNTER×HUNTER』第11巻のコミックスおまけページにて、冨樫義博先生は読者を驚かせる衝撃的な告白を残しています。

 「なんか急に今言いたくなったんだけど」という唐突な前置きとともに明かされたのは、なんと「クラピカのモデルは王蟲だったりしますね」という一文でした。

 王蟲(オーム)とは、映画『風の谷のナウシカ』に登場する、巨大なダンゴムシのような姿をした蟲のことです。一見すると美少年であるクラピカとの共通点は皆無に見えますが、実は王蟲には「普段は穏やかで理知的だが、怒ると眼の色が真っ赤になり、攻撃的になる」という特徴があります。

 これはまさに、普段は冷静沈着でありながら、激しい感情によって「緋の眼」が発現し、特質系能力者として圧倒的な戦闘力を発揮するクラピカの設定そのものといえます。外見ではなく、その「性質」をモデルにしていたという事実に、多くのファンが納得させられました。

 さらに面白いのは、このコメントが書かれた背景です。冨樫先生は同ページに「2001年1月26日(金) (←これで何でかわかった人もいるでしょう)」と日付を残しています。実はこの日、『金曜ロードショー』ではジブリ映画『もののけ姫』が放送されていました。

 つまり冨樫先生は、テレビでジブリ作品を楽しんでいる最中にテンションが上がり、その勢いのまま「あ、そういえばナウシカの王蟲もモデルだったな」と思い出し、ペンを走らせた可能性が高いのです。

 緻密な頭脳戦を描く冨樫先生ですが、キャラクターの根幹に関わる重要な設定を、映画を見た直後の「なんとなく言いたくなったから」という軽いノリで明かしてしまうという、遊び心が垣間見えた瞬間でした。

 

 ──クラピカは、緻密な計算だけで生まれたのではなく、名作映画に心を動かされた作者の“その瞬間の衝動”からも形作られていました。

 冨樫先生のこうした自由な感性と遊び心こそが『HUNTER×HUNTER』という作品に予測不能な面白さと深みを与えているのかもしれません。

〈文/凪富駿〉

《凪富駿》

アニメ・漫画に関するWebメディアを中心に、フリーライターとして活動中。特にジャンプアニメに関する考察記事の執筆を得意とする。作品とファンをつなぐ架け橋となるような記事の作成がモットー。

 

※サムネイル画像:Amazonより 『「HUNTER×HUNTER」第9巻(出版社:集英社)』

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