TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」が、1月8日より放送が始まりました。『呪術廻戦』で一躍して『週刊少年ジャンプ』の看板作家の1人となった芥見下々先生。そんな芥見先生は、「あることがキッカケ」で女性のキャラデザを見直すことになったそうです。
◆キッカケは結婚式のウェルカムボード
芥見先生の作品を見返すと、読切時代と『呪術廻戦』の前日譚『東京都立呪術高等専門学校』(以下、『呪術高専』)以降で、主に女性のキャラデザが大きく変化していることが分かります。
端的にいうと、ガッシリした体格の女性キャラから、スリムな体格のキャラに変わっているのです。この変化は、ファンの間でも大きな話題となっていました。
この理由について、芥見先生はキッカケがあったことを『呪術廻戦』のコミックス第2巻の巻末のおまけページで明かしています。
実は、『呪術高専』を描く前の時期に芥見先生のお兄さんが結婚し、その結婚式のウェルカムボードに新郎新婦の絵を描くことになったそうです。
資料として送られてきた2人の写真を元に描こうとするも、似顔絵に自信がなかった芥見先生は、バストショットではなく全身の絵を想像して描くことにしたといいます。こうして完成した絵は、当時の芥見先生のキャラデザが大いに反映されていたことでしょう。
しかし、帰省して新婦と顔合わせをした際、写真から想定していたよりもはるかに細身の人だったそうです。この一件以降、芥見先生は「女性は自分が思っている以上に華奢である」と肝に銘じて漫画を描くようになったと明かしています。
──女性のキャラデザについて、芥見先生は『第11回ジャンプ金未来杯』にエントリーした際にも「女の子の足太いよ」と担当編集者に指摘され、揉めたといいます。しかし、ファンの間では芥見先生の読切時代の女性のキャラデザを切望する人も多いとか……。趣味趣向の問題といってしまえばそれまでかもしれませんが、女性であれ、男性であれ、どんな体格で描かれようとも受け入れる人は必ずいるはずです。
〈文/fuku_yoshi〉
《fuku_yoshi》
出版社2社で10年勤め上げた元編集者。男性向けライフスタイル誌やムックを中心に、漫画編集者としても経験を積む。その後独立しフリーライターに。現在は、映画やアニメといったサブカルチャーを中心に記事を執筆する。YouTubeなどの動画投稿サイトで漫画やアニメを扱うチャンネルのシナリオ作成にも協力し、20本以上の再生回数100万回超えの動画作りに貢献。漫画考察の記事では、元編集者の視点を交えながら論理的な繋がりで考察するのが強み。最近では、趣味で小説にも挑戦中。X(旧Twitter)⇒@fukuyoshi5
※サムネイル画像:Amazonより 『「呪術廻戦」第3巻(出版社:集英社)』



