TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」で活躍している乙骨憂太。そんな乙骨といえば白い制服がトレードマークですが、なぜ乙骨だけ白い制服を着用しているのでしょうか?
◆制服の色も変えさせた「現代の異能」
呪術高専の制服は、基本は「黒」です。これは、学年や在籍校の違いなどに関係なく全員が同じ制服となっています。虎杖悠仁も下に赤色のパーカーを着ていますが、上からきちんと黒い制服を羽織っています。
そんな中で乙骨だけが白い制服を着用している理由について、『呪術廻戦 公式ファンブック』(出版社:集英社、2021年3月出版)で明かされています。それによると、理由はシンプルで「問題児なのでパッとどこにいるか分かるように」するためだといいます。
乙骨は呪術廻戦の0巻『東京都立呪術高等専門学校』で、特級過呪怨霊・祈本里香に取り憑かれてしまいます。乙骨は里香を制御できず、自分の意思に反して周囲に危害を加えてしまう「特級被呪者」という問題児として描かれています。
しかも、その力は特級呪術師クラスの力を持っているため危険極まりなく、呪術高専がどこで何をしているか目立つように乙骨だけ白い制服を着させているのです。ちなみに0巻終盤で祈本里香を解呪した後、乙骨は禪院真希たちと同じ黒い制服を着用しています。
これについても、乙骨の階級が最下級の4級まで下がったからだと同書で解説されています。しかし、コミックス第173話で判明した通り、乙骨はわずか3ヵ月で4人しかいない特級呪術師に返り咲き、再び白い制服を着用しています。
学校指定の制服の色まで変えてしまう……まさに「現代の異能」らしいエピソードでしょう。
──ちなみに、公式ファンブックでは乙骨の年齢に「17歳(留年)」と書かれており、留年していることが判明しています。呪術高専への転入前に里香の影響で不登校になっていた期間があると考えるのが自然ですが、もしかすると成績の問題で進級できなかった可能性も……? そうだった場合、問題児扱いされていたのには乙骨側の原因もあったのかもしれません。
〈文/fuku_yoshi〉
《fuku_yoshi》
出版社2社で10年勤め上げた元編集者。男性向けライフスタイル誌やムックを中心に、漫画編集者としても経験を積む。その後独立しフリーライターに。現在は、映画やアニメといったサブカルチャーを中心に記事を執筆する。YouTubeなどの動画投稿サイトで漫画やアニメを扱うチャンネルのシナリオ作成にも協力し、20本以上の再生回数100万回超えの動画作りに貢献。漫画考察の記事では、元編集者の視点を交えながら論理的な繋がりで考察するのが強み。最近では、趣味で小説にも挑戦中。X(旧Twitter)⇒@fukuyoshi5
※サムネイル画像:TVアニメ『呪術廻戦』公式サイトより 『TVアニメ「呪術廻戦」第49話 場面写真 (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会』



