『キテレツ大百科』 でボロ家に住んでいる浪人生の苅野勉三(以下、勉三さん)。分厚いビン底メガネにいつも学ランで無精ひげを生やしているといういで立ちのうえ、アニメでは6浪中という設定でモテ要素は一つもありません。
しかし、実は原作でもアニメでも美人のガールフレンドがおり、冴えない勉三さんがどのようにして彼女と付き合うにまで至ったのか気になるところです。
◆勉三さんのガールフレンドは超美人のCA
勉三さんのガールフレンドは原作では上原君子、アニメでは上原友紀という名前で、顔や性格も違っています。しかし、いずれも美人で性格やスタイルもよく、当初は勉三さんを嫌っていましたが最終的にその情熱に押される形で付き合うことになりました。
2人の馴れ初めが描かれているのは、アニメ第2話Aパート「サクラ散ル勉三さん」です。勉三さんは電車で出会った友紀さんに一目惚れしますが、女性慣れしていない彼はとんでもない行動を連発。
女性に気軽に声をかけることができない勉三さんは、無言で後をつけるというアブない行動をして友紀さんを怖がらせてしまいます。さらに花をプレゼントしようとして、植木鉢を友紀さんの家の中に放り込む暴挙。
ようやくラブレターを渡して「友達になってもいい」という返答をもらうも、友紀さんからの返事に誤字脱字があるのを見て訂正・採点して激怒させます。友紀さんにビンタされて落ち込んでいた勉三さんから事情を聞いたキテレツが、恋愛成就のために発明したのが「羅部身膏」(らぶみこう)です。
「羅部身膏」は体に貼れば異性を惹きつける道具で、この効果で友紀さんは勉三さんにうっとり。うまくいきそうでしたが勉三さんは、「こんなもので人の心を操るなんていやだ! ぼくはありのままのぼくでいきたい!」とキテレツに「羅部身膏」を返します。
これを聞いていた友紀さんは「あなたってとても男らしい方だったんですね。ぜひ私とお付き合いしてください」と告白して、2人は付き合うことになりました。
発明品で人の心を操ろうとしていたことに怒る素振りもなく、これまでの勉三さんの奇行も許して逆告白する友紀さんは世間知らずなのか、優しすぎるのかかなり変わっているといえるでしょう。
アニメでは友紀さんはCA(キャビンアテンダント)になりますが2人が結婚したのかは不明のまま。CAは男性から誘われることも多いでしょうから、勉三さんが彼女の心をつなぎとめるのには苦労していそうです。
──いくら女性への免疫がないといっても、非常識すぎる勉三さんの行動。昔だったら大逆転で想いが届く流れにもそれほど違和感がありませんでしたが、現代のコンプライアンス概念からすると友紀さんとは付き合えないどころが事件になっていてもおかしくありません。
〈文/諫山就〉
《諫山就》
アニメ・漫画・医療・金融に関するWebメディアを中心に、フリーライターとして活動中。かつてはゲームプランナーとして『影牢II -Dark illusion-』などの開発に携わり、エンパワーヘルスケア株式会社にて医療コラムの執筆・構成・ディレクション業務に従事。サッカー・映画・グルメ・お笑いなども得意ジャンルで、現在YouTubeでコントシナリオも執筆中。X(旧Twitter)⇒@z0hJH0VTJP82488
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